We Three Kings Of Orient Are
われらはきたりぬ(東方の三博士)
クリスマスキャロル/賛美歌第二編52番
『We Three Kings Of Orient Are』(ウィー・スリー・キングス・オブ・オリエント・アー)は、東方の三博士を主題とした19世紀のクリスマスキャロル。日本の教会では賛美歌第二編52番『我らは来たりぬ(われらはきたりぬ)』として歌われている。
東方の三博士とは、新約聖書に登場する三人の賢者、青年のメルキオール(Melchior)、壮年のバルタザール(Balthasar)、老人のカスパール(Casper)のこと。
東方の三賢人とも呼ばれる彼らは、イエス・キリストの誕生を祝うために、乳香、没薬、黄金を贈り物として持参し、幼な子イエスの下へ馳せ参じた。
彼らの名前は、アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」にも登場する。ネルフ(NERV)本部メインコンピューターのマギ(MAGI)システムでは、東方の三博士の名前から取った3つの意思決定システムが組み込まれている。システム名の「マギ」も、キリスト教において「東方の三博士」を意味する単語である。
なお、東方の三博士が登場するあたりの新約聖書のストーリーについては、「名画・絵画で見る聖書のストーリー」で詳しく解説しているので是非参照されたい。
【YouTube】We Three Kings of Orient Are
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歌詞の意味・和訳(意訳)
1.
We three kings of Orient are;
bearing gifts we traverse afar,
field and fountain, moor and mountain,
following yonder star.
我らは東方の三人の王
贈り物をたずさえて 遠く旅する
原野 泉 荒野 そして山を越え
彼方の星を追って
Refrain:
O star of wonder, star of night,
star with royal beauty bright,
westward leading, still proceeding,
guide us to thy perfect light.
<コーラス>
おお 奇跡の星 夜の星
高貴で美しき輝きの星
西方へ導き さらに進みゆく
汝の全き光に我らを導き給え
2.
Born a King on Bethlehem's plain,
gold I bring to crown him again,
King forever, ceasing never,
over us all to reign.
ベツレヘムの野に王は降誕せり
献上せし黄金は王の冠に
王は永遠に止むことなく
我らすべてを統べる
3.
Frankincense to offer have I;
incense owns a Deity nigh;
prayer and praising, voices raising,
worshiping God on high.
我は乳香を献上せん
神のそばに供えるお香
祈り 賛美し 声を上げ
いと高き神を崇拝せん
4.
Myrrh is mine; its bitter perfume
breathes a life of gathering gloom;
sorrowing, sighing, bleeding, dying,
sealed in the stone-cold tomb.
我が献上品は没薬 苦き香り
暗がりに集う命の香
悲しみ ため息 流血 死を
冷たい石の墓穴に封じる
5.
Glorious now behold him arise;
King and God and sacrifice:
Alleluia, Alleluia,
sounds through the earth and skies.
さあ見よ 栄光に満ちた彼の目覚めを
王であり神 そして贖い主
アレルヤ アレルヤ
地と天に響かせよ
賛美歌「われらはきたりぬ」
我らは来たりぬ はるけき国より
星に導かれ 野山越えて
コーラス:
ああ、奇(く)しく輝く 星の光よ
我らを導け 御子(みこ)のみもとに
我が持ち来たれる 貴(とうと)き黄金(こがね)を
メシヤの冠(かむり)の 飾りとなさん
我が持ち来たれる 乳香(にゅうこう)ささげて
いと高き御神(みかみ) 共にたたえん
我が持ち来たれる 没薬(もつやく)ささげて
御苦しみの日に 備えまつらん
万(よろず)を統べます メシヤは生まれぬ
ハレルヤ、ハレルヤ たたえまつらん