In dulci jubilo もろびと声あげ
クリスマスキャロル・賛美歌102番
『In dulci jubilo』(イン・ドゥルチ・ユビロ)は、14世紀にさかのぼるヨーロッパの伝統的なクリスマスキャロル。
原詩はドイツ語とラテン語が混合したバイリンガルな歌詞となっている。
日本の教会では、賛美歌102番『もろびと声あげ』(諸人声あげ)として知られる。
英語の歌詞でも歌われており、『Good Christian Men, Rejoice』(グッド・クリスチャン・メン・リジョイス)とのタイトル・歌い出しで19世紀に翻訳され人気を博した。
【YouTube】Libera - In Dulci Jubilo (2011 Christmas Album)
歌詞の意味・日本語訳(意訳)
In dulci jubilo,
イン・ドゥルチ・ユビロ
Nun singet und seid froh!
ヌン・ジンクトゥ・ウント・ザイト・フロー!
甘き喜びのうちに
今こそ歌え、喜べ!
Unsers Herzens Wonne
ウンザー・ヘルツェン・ヴォネ
Leit in praesepio;
レイト・イン・プレセピオ
Und leuchtet wie die Sonne
ウント・ロイヒトゥ・ヴィ・ディ・ゾネ
Matris in gremio.
マトリス・イン・グレミオ
我らの喜びは飼い葉桶にあり
太陽のように輝き
母の胸に抱かれる
Alpha es et O!
アルファ・エス・エ・オ!
汝はアルファでありオメガ!
アルファでありオメガ
クリスマスキャロル『In dulci jubilo』の歌詞の内容は、イエス・キリストの降誕をテーマとしている。一番の最後の「アルファでありオメガ」という歌詞は、新約聖書の最後の書「ヨハネ黙示録」の一節から引用されたもの。
アルファはギリシャ語のアルファベットの最初の文字、オメガはその最後の文字を指す。
ヨハネ黙示録21:5-6
すると玉座に座っておられるお方が、「見よ、わたしは万物を新しくする」と言い、また、「書き記せ。これらの言葉は信頼でき、また真実である」と言われた。
また、わたしに言われた。「わたしはアルファであり、オメガである。始めであり終わりである。渇いている者には、命の水の泉から価なしに飲ませよう。」
少年合唱団リベラ クリスマスアルバム(CD/ダウンロード版)