Hark! the Herald Angels Sing
天には栄え(あめにはさかえ)
メンデルスゾーン作曲によるクリスマスキャロル・賛美歌
『Hark! the Herald Angels Sing』(ハーク!ザ・ヘラルド・エンジェルズ・シング)は、イギリスの伝統的なクリスマスキャロル・讃美歌。
邦題は『あめにはさかえ(天には栄え) 』、『かみにはさかえ(神には栄え)』、『聞け、天使の歌』、『聞けや歌声』など。
メソジスト派の創始者ジョン・ウェスリーの弟であるチャールズ・ウェスリーによって、1733年に「Hymns and Sacred Poems」上で発表された。
メロディは、『夏の夜の夢』序曲等で知られるドイツの作曲家メンデルスゾーン(Felix Mendelssohn/1809-1847)が1840年に発表したカンタータ"Festgesang"の中の曲が用いられている。
【YouTube】天には栄え Hark! the Herald Angels Sing
【YouTube】Hark! The Herald Angels Sing Live
歌詞の意味・和訳(意訳)
Hark! The herald-angels sing
"Glory to the newborn king;
Peace on earth and mercy mild,
God and sinners reconciled"
聞け!天使達の歌を
生まれたばかりの王に栄光あれ
地上に平和を 寛大なる慈悲を
神と罪人は和解せり
Joyful all ye nations rise,
Join the triumph of the skies
With the angelic host proclaim
"Christ is born in Bethlehem"
喜びに満ちて すべての民よ立て
天の凱旋に加わるのだ
天使の群れとともに宣言せよ
「キリストはベツレヘムで生まれた」と
Hark! The herald-angels sing
"Glory to the new-born king"
聞け!天使達の歌を
生まれたばかりの王に栄光あれ
Christ, by highest heaven adored;
Christ, the everlasting Lord;
late in time behold him come,
offspring of a virgin's womb.
いと高き天から愛されるキリスト
永遠の主 キリスト
来たれ 夜遅くに 彼を拝見せよ
乙女に宿りし神の子に
Veiled in flesh the Godhead see;
hail th' incarnate Deity,
pleased as man with man to dwell,
Jesus, our Emmanuel.
肉体に覆われても 神格は顕われる
歓呼して迎えよ 人の姿をした神を
喜んで人の世に住み給う
イエスは我らが救い主
Hark! the herald angels sing,
"Glory to the new born King!"
聞け!天使達の歌を
生まれたばかりの王に栄光あれ
Hail the heaven-born Prince of Peace!
Hail the Sun of Righteousness!
Light and life to all he brings,
risen with healing in his wings.
歓呼して迎えよ
天界の平和の君を
義の太陽を
彼がもたらす光と命
彼の翼で癒され高められる
Mild he lays his glory by,
born that man no more may die,
born to raise the sons of earth,
born to give us second birth.
寛大なる主の栄光
生まれながらの不死の体
地上の民を導くため
我らに新たな命を与えるため
お生まれになった
Hark! the herald angels sing,
"Glory to the new born King!"
聞け!天使達の歌を
生まれたばかりの王に栄光あれ
日本語歌詞
「あめには栄え み神にあれや
つちにはやすき 人にあれや」と
みつかいたちの たたうる歌を
ききてもろびと 共によろこび
今ぞうまれし 君をたたえよ
さだめたまいし 救いのときに
かみのみくらを はなれて降(くだ)り
いやしき賤(しず)の 処女(おとめ)にやどり
世びとのなかに 住むべき為に
いまぞ生まれし 君をたたえよ
あさ日のごとく かがやき昇り
みひかりをもて 暗きを照らし
つちよりいでし 人を活かしめ
つきぬいのちを 与うるために
いまぞ生まれし 君をたたえよ