Up on the Housetop 歌詞の意味・和訳
19世紀アメリカで発表された最も古いクリスマスソングの一つ
『Up on the Housetop』(アップ・オン・ザ・ハウストップ)は、アメリカの作曲家ベンジャミン・ハンビー(Benjamin Hanby/1833–1867)が1864年に発表したクリスマスソング。
1857年に作曲された『ジングルベル』と並び、アメリカで最も古いクリスマスソングの一つ。歌詞の中でサンタクロースに明示的に言及したクリスマスソングはこの『Up on the Housetop』が初めてではないかと考えられている。
クリスマス関連のイラストなどで、家の屋根の上にサンタやそり、トナカイらが降りている場面が描かれることがあるが、これも『Up on the Housetop』が元祖であるとの指摘もみられる。
『ジングルベル』がそもそも11月下旬のアメリカにおける祝日サンクスギビングデー(Thanksgiving Day)を念頭においた曲であることを考えると、『Up on the Housetop』はクリスマスやサンタクロースを真正面から描写した最初のクリスマスソングと言っても過言ではないだろう。
『Up on the Housetop』をカバーしたアーティストは多数にのぼるが、中でもジャクソン5(The Jackson 5)、ジーン・オートリー(Gene Autry)、歌うシマリス3兄弟(Alvin and the Chipmunks)らのカバー版が比較的有名と思われる。
【YouTube】Gene Autry - Up on the House Top
歌詞の意味・和訳(意訳)
『Up on the Housetop』
作詞・作曲:ベンジャミン・ハンビー(Benjamin Hanby/1833–1867)
1.
Up on the housetop reindeer pause
Out jumps good old Santa Claus
Down through the chimney, with lots of toys
All for the little ones' Christmas joys
屋根の上へ トナカイが降り立つ
優しいサンタクロースおじさんが飛び出て
煙突の中を降りていく たくさんのオモチャ
小さな子供たちのクリスマスの喜びのために
Chorus:
Ho, ho, ho!
Who wouldn’t go
Ho, ho, ho!
Who wouldn’t goUp on the housetop
Click, click, click
Down through the chimney
With good Saint Nick
ホゥ ホゥ ホゥ
さあ行こう
屋根の上へ
コツ コツ コツ
煙突の中を降りていこう
善き聖ニコラウスと共に
2.
First comes the stocking of little Nell
Oh, dear Santa fill it well!
Give her a dolly that laughs and cries
One that will open and shut her eyes
まずは可愛いネルちゃんの靴下
おやまあ サンタはいいものをくれた!
彼女へのプレゼントは
笑ったり泣いたりするお人形
目を開いたり閉じたりできるんだ
3.
Look in the stocking of little Bill
Oh just see what a glorious fill!
Here is a hammer and lots of tacks
A whistle and a ball and a whip that cracks!
可愛いビルくんの靴下を見て
おお なんて素敵な贈り物!
ハンマーとたくさんのクギ
笛にボール ピシッと鳴るムチ