サイレント・イヴ 歌詞と解説 辛島美登里
さようならを決めたことは 決してあなたのせいじゃない
『サイレント・イヴ』は、シンガーソングライター辛島 美登里(からしま みどり)が1990年に作詞・作曲を手掛けたクリスマスソング。
「さようならを決めたことは 決してあなたのせいじゃない」というサビのフレーズが非常に印象的。
同年のTBS系ドラマ「クリスマス・イブ」主題歌として自身最大のヒット曲となり、オリコンチャート1位を獲得したほか、日本ゴールドディスク大賞ベスト5シングル賞を受賞した。
沢田知可子、華原朋美、城南海、稲垣潤一(大貫妙子とのデュエット)など、数多くのアーティストによってカバーされている。
【YouTube】サイレント・イヴ 辛島美登里
歌詞
真白な粉雪 人は立ち止まり
心が求める場所を思いだすの
いくつも愛を 重ねても 引きよせても
なぜ 大事な夜にあなたはいないのさようならを決めたことは
けっしてあなたのためじゃない
不安に揺れるキャンドル
悲しかったから“ともだち”っていうルールは
とても難しいゲームね
もう二度と二人のことを
邪魔したりしない本当は誰れもが やさしくなりたい
それでも 天使に人はなれないから
瞳をそらさずに 想い出はうるむけれど
移りゆく季節が ページをめくるわさようならを決めたことは
けっしてあなたのせいじゃない
飾った花もカードもみんな
Merry Chistmas for me“ともだち”って微笑むより
今は一人で泣かせてね
もう一度 私の夢をつかむまで Silent Night
もう一度 私の夢をつかむまで Silent Night
ドラマ「クリスマス・イヴ」について
『サイレント・イヴ』が主題歌となった「クリスマス・イヴ」は、1990年10月から12月までTBS系列で金曜日の夜9時台に放送されたテレビドラマ。
都市銀行を舞台とした社内恋愛(行内結婚)をテーマとした恋愛ドラマで、バブル期における大手都市銀行のエリート達が描かれる。主演は吉田栄作、仙道敦子。
ドラマの視聴率は最終回に近づくにつれて上昇し、最終回では20%を超えるヒット作となった。
空耳アワーと辛島美登里
余談だが、深夜バラエティ番組「タモリ倶楽部」の名物コーナー「空耳アワー」は、『サイレント・イヴ』を作曲した辛島 美登里と、隠れたつながりがある。
「空耳アワー」のオープニングでは、気の抜けた男女のコーラスがタイトルコールを歌っており、その歌手名として「HIROSHI&MIDORI」というクレジットがなされているが、この「MIDORI」が辛島 美登里その人なのだ。
同番組には本人も数回出演しているが、1996年の特番に出演した際、歌声を録音したテープをタモリに手渡し、それ以来オープニングで流れるようになったという。
ちなみに「HIROSHI」とは、「出没!アド街ック天国」ナレーションでもおなじみの番組ナレーター武田広(たけだ ひろし)。