昭和30年代の歌謡曲・童謡・有名な歌

高度経済成長期の日本で人気となった昭和30年代のヒット曲まとめ

昭和30年(1955年)から東京オリンピックの昭和39年(1964年)まで、高度経済成長期の日本における有名な歌謡曲・童謡など、昭和30年代の主なヒット曲まとめ。

昭和30年代の歌謡曲・童謡・有名な歌

昭和30年より前の歌謡曲については、こちらの「戦後の歌謡曲・童謡 昭和20年代の有名な歌」に掲載している。

また、戦前の童謡・歌謡曲については、こちらのページ「昭和初期の有名な歌謡曲・童謡・唱歌」でまとめている。

昭和30年(1955年)

ちいさい秋みつけた
昭和30年に放送されたNHK特別番組「秋の祭典」内の楽曲。7年後の1962年にボニージャックスの歌唱でレコーディングされ大ヒットした。
月がとっても青いから 歌詞の意味
1955年(昭和30年)に発表された菅原都々子の大ヒット曲
モスクワ郊外の夕べ
モスクワ放送合唱団やアレクサンドロフ赤軍合唱団の合唱で有名

昭和31年(1956年)

かあさんの歌
うたごえ運動を通じて全国の歌声喫茶に広まり、ダークダックスやペギー葉山らのカバーで大ヒットした。
おお牧場はみどり
1956年のNHK紅白歌合戦では、藤山一郎が『あゝ牧場は緑』の曲名で日本語版を歌っている。
ここに幸あり 歌詞の意味 映画のあらすじ
君をたよりに わたしは生きる ここに幸あり 青い空
ケ・セラ・セラ
ヒッチコック監督の映画「知りすぎていた男」主題歌。主演女優・歌手のドリス・デイが歌った。日本ではペギー葉山が同曲で同年のNHK紅白歌合戦に出場。
若いお巡りさん
曽根史朗は同曲でNHK紅白歌合戦に出場

昭和32年(1957年)

喜びも悲しみも幾歳月
おいら岬の灯台守は 妻と二人で沖行く船の 無事を祈って灯をかざす
港町十三番地 美空ひばり 歌詞の舞台
美空ひばり ゆかりの地・川崎市港町と横浜の名所がモチーフ
チャンチキおけさ
夜の屋台で 安酒あおり 小皿たたいて おけさ節
柿の木坂の家 歌詞の意味 場所はどこ?
柿の木坂はどこにある?モデルの場所は広島県明石峠?
有楽町で逢いましょう
そごう東京進出時の宣伝ソング。フランク永井歌唱。
東京だよおっ母さん
島倉千代子の代表曲。歌詞には九段坂や浅草など東京の名所が登場する。
赤胴鈴之助の歌
テレビドラマ版主題歌『がんばれ!赤胴鈴之助』。日本で初めてテレビキャラクターに関連する玩具が発売された作品として知られる。
嵐を呼ぶ男
石原裕次郎主演の日本映画主題歌

昭和33年(1958年)

雪山讃歌(ゆきやまさんか)
ダークダックスは同曲で翌年のNHK紅白歌合戦に出場した。
月光仮面は誰でしょう
同名のテレビドラマ主題歌。日本のヒーロー番組の元祖。
河は呼んでいる
1957年のフランス映画「河は呼んでる」主題歌・シャンソン。日本語版の歌い出しは「デュランス河の 流れのように」。
コーヒー・ルンバ
原題・オリジナルのタイトルは『Moliendo Café モリエンド・カフェ』。意味は「コーヒーを挽きながら」。
とんび
とべとべ とんび 空高く

昭和34年(1959年)

サッちゃん
NHKラジオ「うたのおばさん」10周年記念リサイタルにて発表された
島原の子守唄 歌詞の意味
オリジナルは昭和32年にリリースされた島倉千代子盤。昭和32年にペギー葉山の歌で『島原地方の子守唄』としてリリースされヒットした。
南国土佐を後にして
ペギー葉山のヒット曲。発売から1年でミリオンセラーを記録し、同年末のNHK紅白歌合戦に本曲で出場を果たした。
古城 歌詞の意味 三橋美智也
約300万枚を売り上げた三橋美智也最大のヒット曲

昭和35年(1960年)

見上げてごらん夜の星を
昭和35年(1960年)初演のミュージカル劇中主題歌。1963年5月に坂本九(さかもと きゅう)のシングル曲としてリリースされた。
有難や節
守屋浩の歌唱による歌謡曲。原曲の存在について諸説あるがどれもはっきりしない。
知床旅情
知床の岬に はまなすの咲くころ 想い出しておくれ 俺たちのことを
おなかのへるうた
どうして おなかが へるのかな お腹と背中がくっつくぞ!

昭和36年(1961年)

犬のおまわりさん
1961年(昭和36年)10月にNHK「うたのえほん」で初回放送
上を向いて歩こう 坂本九
涙がこぼれないように 泣きながら歩く 一人ぼっちの夜
武田節 たけだぶし 歌詞の意味
武田信玄の格言や風林火山が織り込まれた民謡調の歌謡曲
じんじろげ
ヒッカリ コマタキ ワーイワイ♪
山のロザリア
山の娘ロザリア いつも一人うたうよ 女性3人組コーラスグループ「スリー・グレイセス(the Three Graces)」のヒット曲
北上夜曲
匂い優しい 白百合の 濡れているよな あの瞳

昭和37年(1962年)

いつでも夢を
星よりひそかに 雨よりやさしく あの娘はいつも歌ってる
遠くへ行きたい
NHK「夢であいましょう」から生まれた一曲。作詞:永六輔(えい ろくすけ)/作曲:中村八大(はちだい)
下町の太陽 倍賞千恵子
ロシア歌曲と下町情緒が融合された倍賞千恵子のデビュー曲
山男の歌
娘さん よく聞けよ 山男にゃ惚れるなよ♪
おもちゃのチャチャチャ
みんなスヤスヤ眠るころ おもちゃは箱をとびだして…
アイアイ
本当は怖い?マダカスカルに住むしっぽの長いお猿さん
とんでったバナナ(バナナが一本ありました)
昭和37年(1962年)にNHKテレビの音楽番組「うたのえほん」で紹介された
アイスクリームの歌
おとぎ話の王子でも 昔はとても食べられない♪NHK「みんなのうた」で昭和37年(1962年)に初回放送
五匹のこぶたとチャールストン
ダジャレから生まれた? 洋楽を原曲とする子供向けの歌
あめふりくまのこ
おやまにあめがふりました ちょろちょろおがわができました

昭和38年(1963年)

こんにちは赤ちゃん
はじめまして わたしがママよ♪
高校三年生
赤い夕陽が 校舎を染めて ニレの木陰に 弾む声
さあ太陽をよんでこい
元・東京都知事の石原慎太郎作詞。NHK「みんなのうた」で昭和38年(1963年)12月に放送された
明日があるさ 坂本九
明日があるさ 明日がある 若い僕には 夢がある
見上げてごらん夜の星を 坂本九
小さな星の 小さな光が ささやかな幸せを うたってる
東京五輪音頭
演歌歌手・三波春夫を代表する昭和39年(1964年)東京オリンピックテーマ曲

昭和39年(1964年)

お座敷小唄 歌詞の意味
死ぬ程好きなお方でも 妻と言う字にゃ勝てやせぬ
幸せなら手をたたこう
ルーツはスペイン民謡?それともソ連映画?
ミリタリータンゴ Military Tango
キューピー(キユーピー)バックグラウンドミュージック テーマ曲
山の音楽家
原曲は古いドイツ民謡。昭和39年(1964年)4月にNHK「みんなのうた」で紹介された

関連ページ

戦後の歌謡曲・童謡 昭和20年代の有名な歌
昭和20年(1945年)から昭和29年(1954年)まで、戦後の日本における有名な歌謡曲・童謡など、昭和20年代の有名な歌・ヒット曲まとめ。
昭和初期の有名な歌謡曲・童謡・唱歌
激動の昭和初期に生まれた数々の名曲・愛唱歌まとめ
大正時代の童謡・唱歌・流行歌
大正ロマンあふれる時代の名曲・流行歌まとめ