遠くへ行きたい テーマ曲・主題歌

作詞:永六輔(えい ろくすけ)/作曲:中村八大(はちだい)

永六輔(えい ろくすけ)の作詞によるテーマ曲・主題歌が印象的なテレビ番組「遠くへ行きたい」。毎回著名人や芸能人が日本各地を訪ね、地方の文化・歴史・自然に触れる紀行番組。

「遠くへ行きたい」の放送が開始された1970年当初は、永六輔がレギュラー出演する形の冠番組「六輔さすらいの旅・遠くへ行きたい」の形態を取っていたが、間もなく番組方針変更により永六輔は降板となり、今日の週替わりゲストスタイルに変更された。

さだまさし 永六輔・中村八大を歌う

ジャケット写真:さだまさし 永六輔・中村八大を歌う

【YouTube】遠くへ行きたい/ダ・カーポ

作詞・作曲は六・八コンビ

番組が始まる数年前まで、NHKでは「夢であいましょう」という歌謡バラエティ番組が放送されていた(1961-1966)。

同番組では、作詞を永六輔、作曲を中村八大(いわゆる「六・ハコンビ」)が担当して毎月一曲「今月のうた」が発表され、『上を向いて歩こう』、『こんにちは赤ちゃん』などの人気歌謡曲が次々と誕生していった。

『遠くへ行きたい』もNHK「夢であいましょう」から生まれた一曲であり、同番組が終了後、1970年からスタートした紀行番組「六輔さすらいの旅・遠くへ行きたい」(読売テレビ制作)にて、永六輔つながりで番組テーマ曲として採用された。

永六輔・中村八大 傑作集

ジャケット写真:永六輔・中村八大 傑作集

歴代歌手には永六輔本人も

テーマ曲『遠くへ行きたい』を歌うアーティストは定期的に変更されており、初代はデューク・エイセス、二代目は永六輔本人、そして小林旭や赤い鳥など様々な歌手が歌い継いだ。

2000年にはさだまさし、2004年は元ちとせ、2005年は森山良子と続き、2011年はCHAGE and ASKAのチャゲ、そして2012年からは女性歌手の一青窈(ひとと よう)が『遠くへ行きたい』をカバーした。

一番多く訪れた都道府県ランキング

全国各地を訪れている紀行番組「遠くへ行きたい」だが、実際に旅した都道府県を集計してランキングを作ってみると、意外とはっきりした傾向が数字に表れるようだ。

読売テレビの公式サイトによれば、2013年11月25日時点(2182回まで)の「旅した都道府県ベスト5」は、第1位が北海道(137回)、第2位が長野(125回)、第3位が京都(103回)、そして静岡(95回)、新潟(81回)と続くランキングとなっている。

番組タイトル「遠くへ行きたい」の通り、実際の撮影現場も日本の北端に位置する「遠い」北海道が選択されているのだろうか。

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