Here We Come A Wassailing
ヒア・ウィ・カム・ア・ワッセイリング
クリスマスキャロル/愛と喜びが貴方に訪れますように そしてよい新年を
『Here We Come A Wassailing』(ヒア・ウィ・カム・ア・ワッセイリング/ワッセリング)は、19世紀半ばに作曲されたイギリスの伝統的なクリスマスキャロル・新年ソング。
歌詞では、「愛と喜びが貴方に訪れますように 神の祝福を そしてよい新年を」といったフレーズが繰り返し歌われ、年末のシーズンに相応しい内容となっている。
曲名にある「Wassailing(ワッセイリング/ワッセリング)」とは、イングランドの古い風習の名称で、クリスマスシーズンにクリスマスキャロルを歌いながら近所の家々を回りお互いの健康を願うという行事を指す。
上の挿絵はワッセイリングの様子。現代ではあまり一般的な行事ではないようだが、南イングランドのサマセット州やヘレフォードシャー州などりんご園が多い所では、りんごの豊作を祈願するため、樹木のまわりで歌い祝宴を上げる「Wassailing」が1月中旬頃に行われているという。
りんご園の「Wassailing」では、りんごから作られたお酒のサイダーが飲まれ、リンゴケーキが振る舞われるという。
【YouTube】陽気なアイリッシュアレンジ 『Here We Come A Wassailing』』
歌詞の意味・日本語訳(意訳)
Here we come a-wassailing
Among the leaves so green;
Here we come a-wand'ring
So fair to be seen.
さあワッセイリングだ
緑の木々の中で
歩き回れば
景色も美しい
REFRAIN:
Love and joy come to you,
And to you your wassail too;
And God bless you and send you a Happy New Year
And God send you a Happy New Year.
<繰り返し>
愛と喜びが貴方に訪れますように
貴方の健康も願いつつ
神の祝福を そしてよい新年を
Good master and good mistress,
While you're sitting by the fire,
Pray think of us poor children
Who are wandering in the mire.
良いご主人に良い奥さん
火のそばで座りながら
苦しむ哀れな子らを思い祈ってる
REFRAIN <繰り返し>
【補足】 歌詞の「wassail(ワッセイル)」の部分は「christmas(クリスマス)」に差し替えられて歌われることも少なくない。