Go Tell It On A Mountain
世界に告げよ
クリスマスキャロル・賛美歌/ゴスペル
『Go Tell It on the Mountain』(ゴー・テル・イット・オン・ザ・マウンテン)は、19世紀頃から歌われているゴスペル、クリスマスキャロル。
日本では、賛美歌第二編172番『世界に告げよ』としても歌われている。『山の上で告げよ』、『語り伝えよ』などの邦題も見られる。
山の上で何を告げるのかと言えば、歌詞にもあるように「Jesus Christ is born」(ジーザス・クライスト・イズ・ボーン)、つまりイエス・キリストの誕生を世界に告げよという聖書のストーリが歌われている。
キリスト誕生が歌詞に含まれることから、『Go Tell It on the Mountain』はキリスト降誕祭、すなわちクリスマスのキャロルとして年末のクリスマスシーズンに教会のゴスペルシンガーらによって歌われる定番曲の一つとなっている。
今日では、Peter, Paul and Mary(ピーター・ポール・アンド・マリー)、Simon & Garfunkel(サイモン・アンド・ガーファンクル)、Mahalia Jackson(マヘリア・ジャクソン)など、数多くのアーティストが一部歌詞をアレンジするなどして、この『Go Tell It on the Mountain』をポップスの世界でも歌い継いでいる。
【YouTube】Go Tell It on the Mountain
歌詞の意味・和訳(意訳)
Chorus:
Go tell it on the mountain,
Over the hills and everywhere,
Go tell it on the mountain,
Our Jesus Christ is born.
<コーラス>
山の上で告げよ
丘を越え 至る所へ
山の上で告げよ
我らのイエスキリストが
お生まれになったと
1.
While shepherds kept their watching
o’er silent flocks by night,
behold, throughout the heavens
there shone a holy light.
夜の静かな羊の群れを
羊飼いが見守るその時
見よ 天の裂け目から
聖なる光が差し込んだ
2.
The shepherds feared and trembled
when lo! above the earth
rang out the angel chorus
that hailed our Savior‘s birth.
羊飼いは恐れ震えた
見よ!上空では
天使の合唱が響き渡り
救世主の誕生を歓呼せり
3.
Down in a lowly manger
the humble Christ was born,
and God sent us salvation
that blessed Christmas morn.
粗末な飼い葉桶の中で
慎ましきキリストは降誕せり
神は我らに救いをもたらした
祝福されたクリスマスの朝
賛美歌「世界に告げよ」
コーラス:
世界に告げよ 野を越え 山越え
「救いの君は 来たりましぬ」と
罪を重ねて 悩む我を
君は許して 導き給う
<コーラス>
道を求めて 祈る我を
君は顧(かえり)み 救わせ給う
<コーラス>
いとも小さき 我を選び
君の御弟子と ならしめ給う
<コーラス>