ホーランエンヤ 意味・由来 船神事

ホーランエー ヨイヤサノサッサー♪

西日本各地で開催されるお祭りでは、「ホーランエンヤ」や「ホーエーヤ」などの囃子ことばが歌詞に登場することがある。

例えば、島根県松江市の「ホーランエンヤ祭」や、鳥取市浜村温泉のご当地ソング『貝殻節(かいがらぶし)』の「ホーエーヤ」などがそれにあたる。

この「ホーランエンヤ」や「ホーエーヤ」は一体どんな意味なのだろうか?どんな語源や由来が考えられるのだろうか?簡単にまとめてみた。

写真:2009年の島根県松江市ホーランエンヤ祭(出典:Wikipedia)

島根県松江市 ホーランエンヤ祭

島根県松江市で10年に1度開催される「ホーランエンヤ祭」。2009年に開催され、次回は2019年を予定している。

正式名は「松山城山稲荷神社式年神幸祭」。「ホーランエンヤ」には、「宝来遠弥」あるいは「豊来栄弥」の漢字が当てられる。

大阪天満宮の天神祭、厳島神社の管絃祭とともに日本三大船神事のひとつとされる。

大分県 ホーランエンヤ祭

大分県豊後高田市の無形民俗文化財「ホーランエンヤ」祭では、鳥取市浜村温泉のご当地ソング『貝殻節(かいがらぶし)』とよく似た次のような囃子詞が登場する。

ホーエーヤ ホーライエンヤ
ヨイヤサノサッサ ヨイヨイヨイトセ

ホーランエンヤ祭における「ホーライ」とは「宝来」であり、宝来は、中国の伝説で不老不死の地とされる霊山「蓬莱山(ほうらいさん)」に由来するという。

写真:豊後高田市ホーランエンヤ祭(出典:豊後高田市役所Webサイト)

鳥取市『貝殻節』 ホーエーヤ

貝殻節(かいがらぶし)』は、鳥取市に伝わる漁夫の作業唄を元に、1933年(昭和8年)に発表された新民謡・踊り。浜村温泉のご当地ソング

歌詞には、次のような囃子ことばが登場する。

ヤサ ホーエーヤ ホーエヤエーエ
ヨイヤサノサッサ
ヤンサノエーエ ヨイヤサノサッサ

この「ホーエーヤ」の意味や由来については定かではないが、おそらくは「ホーランエンヤ」が変化したものと推測される。

広島県尾道市 ホーランエ

広島県尾道市の高根厳島神社で毎年旧暦6月に行われる祭事「ホーランエ」。正式名称は「高根厳島神社管絃祭」。

親船が「ホーエンヤー」と呼びかけると、曳船は「ホーランエー、ヨヨサノサッサー(ヨイヤサノサッサー)」と応じ、これらの掛け声をかけながら高根厳島神社と対岸の生口島瀬戸田桟橋の間を2往復する。

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