斎太郎節(大漁唄い込み)

エンヤードット 松島の 瑞巌寺ほどの 寺もない

「♪エンヤードット(トット) エンヤードット♪」の囃子ことば・掛け声で有名な『斎太郎節(さいたらぶし)』は、宮城県・松島湾一帯に伝わる日本の民謡

櫓漕ぎ(ろこぎ)歌、カツオ漁の大漁祝い唄として歌われたという。

大正から昭和にかけて、後藤桃水が他の唄とともに『大漁唄い込み』としてまとめ、全国的に有名になった。

国宝 瑞巌寺(ずいがんじ)庫裏

なお、「エンヤー」の意味については、こちらのページ「エンヤー えんや 意味・語源・由来」でまとめている。

写真:国宝 瑞巌寺(ずいがんじ)庫裏(出典:Wikipedia)

【YouTube】斎太郎節(大漁唄い込み)

歌詞:斎太郎節(大漁唄い込み)

エンヤードット エンヤードット

松島の サーヨー 瑞巌寺(ずいがんじ)ほどの
(ハ コリャコリャ)
寺もない トエー
あれは エーエ エトソーリャ
大漁だ エー

前は海 サーヨー 後ろは山で
(ハ コリャコリャ)
小松原 トエー
あれは エーエ エトソーリャ
大漁だ エー

石巻 サーヨー 其の名も高い
(ハ コリャコリャ)
日和山 トエー
あれは エーエ エトソーリャ
大漁だ エー

瑞巌寺 ずいがんじ

『斎太郎節』の歌詞で歌われる瑞巌寺(ずいがんじ)は、宮城県宮城郡松島町にある臨済宗妙心寺派の仏教寺院。

瑞巌寺 参道

写真:瑞巌寺 参道(2018年10月撮影/出典:Wikipedia)

瑞巌寺の参道には立派な杉並木があったが、東日本大震災の津波による塩害で立ち枯れ、約300本が伐採されてしまった。

境内には、伊達政宗の手植えとされる紅白二本の梅の木「臥龍梅」がある。

瑞巌寺境内の臥龍梅

写真:瑞巌寺境内の臥龍梅(出典:Wikipedia)

瑞巌寺では、江戸時代に松尾芭蕉が参詣したことにちなみ、毎年11月第2日曜日に芭蕉祭が行われる。

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