ソーラン節 ヤーレンソーラン

日本の民謡/ニシン来たかとカモメに問えば わたしゃ立つ鳥波に聞け

『ソーラン節』は、北海道渡島半島(おしまはんとう)に伝わる日本の民謡。ニシン漁の漁師達が「ソーラン、ソーラン」と掛け声をかけ合い、網に入ったニシンを船に移す時の「沖揚げ音頭」として歌われた労働歌。

今日では夏祭り・盆踊りの唄として歌われるほか、小中学校などで踊られる郷土芸能「南中ソーラン」としても人気が高い(詳しくは後述)。

写真:2011年小樽市祝津にしん祭りの水揚げ(北後志@風土ツーリズム協議会より)

ニシンは春が近くなると産卵のために北海道沿岸に現れる。最盛期には100万トン近くの漁獲高があり、ニシン漁で財を成した漁師による「ニシン御殿」が建てられるほどであった。

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ソーラン節はヘブライ語だった?

日本に古くから伝わる民謡には、『ソーラン節』の「ヤーレン ソーラン チョイヤサ エンヤーサ」のように、言葉の間を整えるための囃子言葉(はやしことば)的な掛け声が数多く存在する。

本来、リズムを整えるためのほとんど意味のない言葉のはずなのだが、何と、これらの掛け声のルーツが「ヘブライ語」であると主張する驚きの研究がなされているという。

例えば、『ソーラン節』の「ヤーレン」は、ヘブライ語で「喜び歌う」の意味を持ち、「ソーラン」は「独りで歌う者」、「チョイ」は「行進する」、「ヤサエ・エンヤン」は「ノ」は「願う」、「ドコイショ」は「神の力で押しのける」などの意味を持ち、全部合わせると、『ソーラン節』は約束の地を目指すユダヤ人による神に祈りを捧げる歌と解釈できるようだ。

否定してしまうのもちょっと寂しい

某MMRマガジンミステリー調査班のように、最初からフィクションと割り切ったミステリーエンターテイメント的に解釈するのであれば、これはこれで謎めいていて興味深いのだが、一般的な民謡の解釈からすればやはり眉唾モノの説であることは正直否めない。

だが、2006年12月のテレビ東京「みのもんたの日本ミステリー」でも取り上げられていたように、カタカナとヘブライ語は発音や表記が似ているものが多く、また、日本各地の地名や神社仏閣にもユダヤ文化を連想させる点が少なからず存在すること等を考えると、完全に否定してしまうのもちょっと寂しい感じがする。

UFOやネッシーなどのようにあれこれ主張をめぐらせて、「本当かどうか分からないけど、本当だったら面白いな」程度に楽しんでいけるネタの一つとして、この『ソーラン節』の研究が更に発展していくことを密かに期待したい。

【参考文献】 大和民族はユダヤ人だった イスラエルの失われた十部族

【試聴】ソーラン節

南中ソーランとは?

南中ソーランとは、小・中学校の運動会や高校の体育祭・文化祭などで、ロック調にアレンジされた『ソーラン節』(ロック・ソーラン節)に合わせて披露される力強い郷土芸能。ルーツである北海道稚内南中学校の略称「南中」の名を冠している。

稚内南中学校で1983年に生まれた南中ソーランは、教師・生徒一丸となって郷土芸能に取り組むことで、当時乱れきっていた南中の風紀を取り戻そうとする試みだったという。

1993年に第10回日本民謡民舞大賞を受賞した南中ソーランは、テレビドラマ「3年B組金八先生」でも劇中で踊られ、その知名度は一気に全国的なものとなった。

【試聴】南中ソーラン 青森市 蒼天飛龍

歌詞:『ソーラン節』

ヤーレン ソーランソーランソーラン
ソーランソーラン(ハイハイ)
沖のカモメに 潮時問えば
わたしゃ立つ鳥 波に聞け
チョイヤサ エエンヤーサノ ドッコイショ
(ハー ドッコイショドッコイショ)

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