でんでらりゅうば

長崎県で愛唱されるユーモラスで謎めいたわらべうた・手遊び歌

『でんでらりゅうば』は、長崎県に伝わるわらべうた・手遊び歌。タイトルは『でんでらりゅうが』、または単に『でんでらりゅう』とも表記される。

「ドレミソラ」という中国風の明るい五音階が用いられており、ルーツとして中国の音楽 (明清楽) との関連も指摘されることがあるようだ。

ジャケット写真:NHK にほんごであそぼ DVD「でんでらりゅうば」

『でんでらりゅうば』は、長崎くんちの出し物「本踊」や「龍踊り」、「阿蘭陀万才」でも歌われるほか、長崎で創業されたカステラの文明堂CMソング(ローカル)や、NHK教育テレビ「にほんごであそぼ」、トヨタ・パッソCMソング(2012年)などで、その知名度は全国的なものとなりつつある。

長崎市出身のシンガーソングライター達にも愛唱され、さだまさしによる長崎弁ラップ曲『がんばらんば』の歌詞で『でんでらりゅうば』を用いているほか、福山雅治のライブ(稲佐山・道標)の入場曲にもなっている。

歌詞の意味は?ルーツは?

『でんでらりゅうば』の歌詞は、標準語で解釈すれば「出られるならば、出て行くけれど、出られないから、出て行かないよ、行けないなら、行かないよ」といった若干謎めいた意味になるようだ。果たしてこの「わらべうた」には、『かごめかごめ』や『ずいずいずっころばし』のような深い歴史的意味があるのだろうか?

残念ながら、この歌詞が誕生したルーツや歴史的背景について詳細は不明だ。ただ、日露戦争時に流行した『長崎節』をルーツとする説もあるようだ。その歌詞では、「ロシヤの軍艦なぜ出んじゃろか(中略)コサック騎兵は なぜ来んじゃろか…」と日露戦争に関連する単語が用いられている。、(『長崎節』の元歌が『でんでらりゅうば』である可能性も?)。

なお、「でん」の部分については、日本の童謡『かたつむり(でんでんむし)』にも登場する「でんでん」の名前の由来・ルーツについても参照されたい。

日本の民謡・童謡・唱歌 歌詞と視聴

【試聴】でんでらりゅうば

歌詞

でんでらりゅうば(が)
でてくるばってん
でんでられんけん
でーてこんけん

こんこられんけん
こられられんけん
こーんこん

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