汽車ポッポ(兵隊さんの汽車)

歌のモデルとなった御殿場駅のホームでの風景とは?

『汽車ポッポ』は、作詞:富原薫、作曲:草川信による日本の歌曲。元のタイトルは『兵隊さんの汽車』。歌詞の内容も今日のものとは一部異なり、戦地に赴く兵士を歓送するものだった。

作詞者の富原は、静岡県御殿場市で小学校の教諭を務めていた。御殿場には陸軍の演習場があった上、御殿場駅のホームでは、出征する兵士を万歳三唱で送り出す光景が連日見られた。富原はそんな日常風景を素直に詞にしたという。

実際に1番の後半の歌詞は、「僕らも手に手に日の丸の 旗をふりふり送りましょう」、「万歳 万歳 万歳 兵隊さん 兵隊さん 万々歳」と、汽車で出征する兵士を見送る様子が描写されている。

ちなみに、メロディーはシューベルト『軍隊行進曲』をモチーフにしているそうだ。

なお、「今は山中(やまなか)今は浜 今は鉄橋渡るぞと」が歌い出しの童謡・唱歌『汽車』についてはこちらのページを参照されたい。

【参考文献】 読売新聞文化部「唱歌・童謡ものがたり」 p268

日本の民謡・童謡・唱歌 歌詞と視聴

【試聴】汽車ポッポ