明日に架ける橋 歌詞の意味・和訳

黒人霊歌・ゴスペルから影響を受けた最大のヒット曲

『明日に架ける橋』(Bridge over Troubled Water/ブリッジ・オーバー・トラブルドゥ・ウォーター)は、1970年に発表されたサイモン&ガーファンクル最大のヒット曲。

歌詞と曲名は、1960年代のアメリカで盛んに歌われた黒人霊歌・ゴスペル『Mary Don't You Weep』のアレンジ版から影響を受けている。詳細は後述する。

明日に架ける橋 アルバム サイモン&ガーファンクル

グラミー賞では最優秀レコード賞と最優秀楽曲賞を含む4部門を受賞。同名のアルバムも最優秀アルバム賞と最優秀録音賞を受賞した。

1971年には、ソウルの女王アレサ・フランクリン(Aretha Franklin/1942-2018)がゴスペル・カバー。1972年のグラミー賞「Best Female R&B Vocal Performance」を受賞した。

【YouTube】 Simon & Garfunkel - Bridge Over Troubled Water

歌詞の意味・和訳(意訳)

『Bridge over Troubled Water』

作詞・作曲:ポール・サイモン(Paul Frederic Simon/1941-)

When you’re weary
Feeling small
When tears are in your eyes
I will dry them all

I’m on your side
When times get rough
And friends just can’t be found

君が生きるのに疲れて
ちっぽけな存在に思えて
涙がこぼれそうなとき
僕がそれを拭い去ってあげる

僕は君の味方
つらい時が来て
友達が見つからないときも

Like a bridge over troubled water
I will lay me down
Like a bridge over troubled water
I will lay me down

激流にかかる橋のように
僕がこの身を捧げよう

When you’re down and out
When you’re on the street
When evening falls so hard
I will comfort you

I’ll take your part
When darkness comes
And pain is all around

君が落ちぶれて
路上をさまよい
厳しい夜がやってきても
僕が慰めてあげる

君の支えになるよ
暗闇がやってきて
苦痛だらけの時も

Like a bridge over troubled water
I will lay me down
Like a bridge over troubled water
I will lay me down

激流にかかる橋のように
僕がこの身を捧げよう

Sail on Silver Girl
Sail on by
Your time has come to shine
All your dreams are on their way

See how they shine, oh
If you need a friend
I’m sailing right behind

漕ぎ出せ 銀の少女よ
漕ぎ出すんだ
君が輝く時が来たんだ
君の夢は動き出してるのさ
ほらこんなにも輝いてる
友達が必要なら
僕がすぐ後ろをついていくよ

Like a bridge over troubled water
I will ease your mind
Like a bridge over troubled water
I will ease your mind

激流にかかる橋のように
君の心を安らげよう

シルバーガールの意味・由来

歌詞にある「Sail on Silver Girl」の「Silver Girl(シルバーガール)」については、単語を直訳しただけでは意味が分からない。

BBC(英国放送協会)公式ウェブサイト内「The forgotten political roots of Bridge over Troubled Water」の解説では、この「Silver Girl」の意味・由来について次のように説明している。

...Simon dashed off in the studio. It opened with a message to his wife-to-be Peggy Harper, who had recently fretted about finding her first grey hairs: “Sail on, silver girl.”

ポール・サイモンの後の妻ペギーパーパーは、初めて生えた白髪(シルバーヘアー)にがっかりしており、彼女へ向けたメッセージとして内輪ネタ的に盛り込まれたのがこの「Silver Girl」だという。

ゴスペル『Mary Don't You Weep』からの影響

1960年代のアメリカ公民権運動の中で、『Mary Don't You Weep』という黒人霊歌・ゴスペルが盛んに歌われていた時期があった。

1970年にリリースされた『明日に架ける橋』は、この同曲のアレンジ版の歌詞から影響を受けているとされる。

具体的には、1959年のスワン・シルバートーンズ(The Swan Silvertones)によるゴスペル版『Mary Don't You Weep』がネタ元だという。

【YouTube】 The Swan Silvertones - Mary Don't You Weep

スワン・シルバートーンズ版『Mary Don't You Weep』の歌詞の中で、『明日に架ける橋』(Bridge over Troubled Water)に関連するのは次のとおり。

If somebody here
ain’t got no home

Trouble in the land
will be all over after a while

I’ll be your bridge over deep water
if you trust in my name Mary

『Mary Don't You Weep』の曲の詳細、歌詞の意味・和訳については、こちらのページ「Mary Don't You Weep 歌詞の意味・和訳」でまとめている。

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