コンドルは飛んでいく 歌詞の意味・和訳

アンデス地方のフォルクローレ サイモン&ガーファンクルもカバー

『コンドルは飛んでいく』(EL CONDOR PASA/エル・コンドル・パサ)は、ペルーの作曲家・民謡研究家ダニエル・ロブレス(Daniel Alomias Robles)が1913年に作曲したフォルクローレ

インカ帝国の王女を主人公にしたサルスエラ(オペレッタ)のために作曲されたもので、そのメロディはロブレス自らが採取したアンデス地方の民族音楽がベースになっているという。

元々のメロディーには歌詞は無く、ロブレスによる発表以後、様々な人々により多くの歌詞が付けられてきた。特に、サイモン&ガーファンクルによる独自の歌詞が付されたカバーは世界的に有名(音楽はロス・インカス版が用いられた)。

このページでは、サイモン&ガーファンクル版『コンドルは飛んでいく』の歌詞の意味・和訳を掲載する。

【試聴】コンドルは飛んでいく EL CONDOR PASA

【試聴】サイモン&ガーファンクル『コンドルは飛んでいく』

歌詞の意味・和訳(意訳)

『El Condor Pasa (If I Could)』

作詞:ポール・サイモン(Paul Simon)

I’d rather be a sparrow than a snail
Yes I would
If I could
I surely would

I’d rather be a hammer than a nail
Yes I would
If I only could
I surely would

カタツムリよりも ツバメがいい
そうさ なれるなら
きっとそうするさ

くぎよりも ハンマーがいい
そうさ なれるなら
きっとそうするさ

Away, I’d rather sail away
Like a swan that’s here and gone
A man gets tied up to the ground
He gives the world
Its saddest sound
Its saddest sound

遠く 遠くへ船出がしたい
飛び立っていった白鳥のように
人は大地にしばりつけられ
世界へ発する
その最も悲しい声を

I’d rather be a forest than a street
Yes I would
If I could
I surely would

I’d rather feel the earth beneath my feet
Yes I would
If I only could
I surely would

街路より 森がいい
そうさ なれるなら
きっとそうするさ

自分の足で 大地を感じたい
そうさ できるのなら
きっとそうするさ

歌詞の時代背景について

サイモン&ガーファンクル版『コンドルは飛んでいく』がレコーディングされたのは、ベトナム戦争が激しさを増した1968年のこと。リリースは1970年。

1960年代のアメリカは、ジョン・F・ケネディ大統領の暗殺(1963年11月)や、その後のベトナム戦争などが大きなきっかけとなり、ヒッピーやロック、反戦運動、公民権運動、農業回帰運動などのカウンターカルチャーが全盛を極めていた。

サイモン&ガーファンクルのヒット曲はこの1960年代に集中しており、例えば『スカボローフェア』や『サウンド・オブ・サイレンス』などの歌詞では、『コンドルは飛んでいく』のように、当時のカウンターカルチャーから大きな影響を受けた内容の描写が散見される。

こうした時代背景を念頭に置きながらサイモン&ガーファンクルの楽曲を聴いてみると、何か面白い発見に出会えるかもしれない。

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サウンド・オブ・サイレンス
時代背景は1960年代のアメリカにおけるカウンターカルチャー