有名なバロック音楽の名曲・代表曲
作品解説とYouTube動画の試聴
ヨーロッパで17世紀から18世紀半ばまで隆盛を極めたバロック音楽について、その有名な曲・代表曲の解説とYouTube動画まとめ。
バロック音楽の時代は、オペラの誕生からJ.S.バッハの死までの期間とほぼ重なる。
バロックとは、ルネサンス芸術運動に続く文化様式で、誇張された劇的・壮大な表現を特徴とし、建築・彫刻・絵画から文学まであらゆる芸術分野に及んだ。
バロック音楽の衰退後は、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンらによる古典派音楽(古典主義音楽)が主流となっていく。
写真:ウィーンのベルヴェデーレ宮殿(バロック建築)出典:Wikipedia
バッハ
- バッハ 羊は安らかに草を食み
- カンタータ『楽しき狩こそわが悦び』BWV208の第9曲。通称『狩のカンタータ』。 NHK-FM放送の長寿番組『バロックの森(あさのバロック)』オープニング曲。
- バッハ 目を覚ませと呼ぶ声が聞こえ
- 真夜中に物見らの声を先導として到着したイエスが、待ちこがれる魂との喜ばしい婚姻へと至る情景が描かれている。
- バッハのアリオーソ
- チェンバロ協奏曲 第5番 第2楽章のメロディ
- バッハのシチリアーノ
- 『フルート・ソナタ(フルートとチェンバロのためのソナタ)変ホ長調』(BWV.1031)第2楽章
- バッハ バディネリ
- フルートの軽やかなパッセージが印象的な『管弦楽組曲第2番』終曲
- バッハ G線上のアリア
- ヴァイオリンの4本の弦の中で一番低い弦(G線)1本で弾けるようにアレンジされたことから、「G線上」の名が付けられた。
- バッハ 主よ、人の望みの喜びよ
- 教会カンタータ「心と口と行いと生活」の中で登場するメロディー。1723年7月2日の礼拝に用いられた。
ヘンデル
- ヘンデル オンブラ・マイ・フ
- ヘンデル作曲のオペラ『セルセ』第1幕の中のアリア。ペルシャ王セルセ(クセルクセス1世)によって歌われる。
- ヘンデル 調子の良い鍛冶屋
- 『ハープシコード組曲 第5番 ホ長調』HWV.430 の終曲「エアと変奏」。タイトルの由来については諸説ある。
- ヘンデル 水上の音楽
- ヘンデルが王との和解を図るため、1715年のテムズ川での王の舟遊びの際に演奏したという伝説が残されているが、真偽のほどは定かではない。
- ヘンデル 私を泣かせてください
- オペラ「リナルド」第2幕に登場する有名なアリア。敵の魔術師に捕らわれた女性アルミレーナが恋人を想って自分の悲運を嘆くシーンで歌われる。
その他
- アルビノーニ アダージョ
- ドレスデン国立図書館から偶然発見された18世紀のトリオ・ソナタ。
- マルチェッロ アダージョ
- オーボエ協奏曲第2楽章。イタリア映画「ヴェニスの愛(ベニスの愛)」テーマ曲
- パッヘルベル カノン
- ニュルンベルクの教会オルガン奏者パッヘルベルによるカノンの調べ
- パーセル トランペット・チューンズ・アンド・エア
- 日清食品インスタントラーメン「麺達(めんたつ)」テレビCMで使われた
- クラーク トランペット・ヴォランタリー
- 「ヴォランタリー」とは、教会の礼拝前後とその合間に演奏されるオルガンの曲のこと。結婚式の退場の際に用いられることがある。
- モンテヴェルディ マドリガーレ集
- 北イタリアの作曲家クラウディオ・モンテヴェルディの作品
- テレマン ヴィオラ協奏曲 ト長調
- 作品数でギネス世界記録に認定されたドイツの作曲家
- ヴィヴァルディ 四季より「春」
- ヴィヴァルディ「四季」は、1725年出版の12曲から成るヴァイオリン協奏曲集『和声と創意の試み』の第1番から第4番の総称。
- コレルリ クリスマス協奏曲
- イタリアの作曲家コレッリ(コレルリ)による合奏協奏曲 第8番ト短調。通常はクリスマスイヴに演奏されるパストラール(パストラーレ)がコンチェルトの終楽章で現れる。
バロック名曲アルバム
ジャケット写真:パッヘルベルのカノン~バロック名曲集
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