マドリガーレ集 第4巻より「死ねるものなら」

モンテヴェルディ(Claudio Monteverdi/1567-1643)

『死ねるものなら Si ch'io vorrei morire』は、北イタリアの作曲家クラウディオ・モンテヴェルディの作品『マドリガーレ集 第4巻』の中の1曲。

イタリアの町クレモナ(クレモーナ)

写真:モンテヴェルディが生まれたイタリアの町クレモナ(クレモーナ)

モンテヴェルディ(Claudio Monteverdi/1567-1643)は、器楽伴奏や劇的表現を重視したバロック音楽の基礎を築いた作曲家。1607年に初演された彼の代表作『オルフェーオ』は、近代オペラの最初の完成型とされている。

彼の作品の中でも特に有名な『聖母マリアの夕べの祈り(Vespro della Beata Vergina)』は、その後のバロック宗教音楽の方向性を決定づけた傑作として広く知られている。

【YouTube】マドリガーレ集 第4巻

中田喜直「ちいさい秋みつけた」とそっくり?

余談だが、日本の童謡「ちいさい秋見つけた」のメロディーは、モンテヴェルディ『死ねるものなら』のそれとよく似ている箇所がある。

童謡「ちいさい秋見つけた」の作詞はサトウハチロー。作曲は中田喜直。もちろん他人の空似だが、意識して聴き比べてみると面白いかもしれない。

【関連ページ】 そっくりメロディー研究室