フルートの有名な曲・名曲

有名なクラシック音楽/楽器別 - フルート

フルートで演奏される有名なクラシック音楽の名曲まとめ。フルートが指定された楽曲から、ピアノやヴァイオリンなど元々は別の楽器で演奏される作品まで幅広く。

オリジナルではフルートによる演奏を意図していない作品でも、フルートの穏やかで優しい音色によって、より親しみやすく心地よい楽曲に生まれ変わっている。

なお、オーボエやクラリネットなど他の楽器別まとめについては、こちらの「楽器別の有名な曲・名曲まとめ」を適宜参照されたい。

また、作曲者別・テーマ別の有名なクラシック音楽については、こちらの「有名なクラシック音楽の名曲・代表曲」でまとめている。

有名な曲一覧

ビゼー「アルルの女」より『メヌエット』
ビゼーの死後1879年に友人エルネスト・ギローの手により完成された第2組曲
ビゼー「カルメン」より『第3幕への間奏曲』
冒頭部分がアイルランド民謡『ミンストレル・ボーイ』に似てる?
J.S.バッハ『シチリアーノ』
フルートとチェンバロのためのソナタ 変ホ長調(BWV.1031)より(偽作?)
J.S.バッハ『ポロネーズ』
管弦楽組曲第2番ロ短調(BWV1067)より。主部の旋律がバスに移りフルートがオブリガートを奏でる。
J.S.バッハ『バディネリ(バディヌリ)』
フルートがソロ的な活躍をする管弦楽組曲第2番ロ短調(BWV1067)より
フォーレ『シシリエンヌ』
シシリエンヌはシチリア舞曲シチリアーナのフランス語
フォーレ『子守歌』
元はピアノ連弾だがフルートとも相性が良い
モーツァルト『フルートとハープのための協奏曲』ハ長調 Kv.299
モーツァルトが家庭教師をしていた娘の父親がフルート愛好家で、娘の結婚式向けに作曲を依頼されたという。第2楽章「アンダンティーノ」は単独でも演奏される。
ドビュッシー『牧神の午後への前奏曲』
ギリシア神話の牧神を象徴するパンの笛(パン・フルート)をイメージする楽器としてフルートが重要な役割を担っている
ドビュッシー『シランクス』
当初の曲名は「パンの笛(パン・フルート)」だったという。フランスの名フルート奏者ルイ・フルーリーに献呈された無伴奏フルート作品。
チャイコフスキー「くるみ割り人形」より『あし笛の踊り』
笛つながりでフルートによる演奏機会も少なくない(ミニ・コンサートなどで)
メンデルスゾーン『春の歌』
ピアノ独奏のための作品集『無言歌集』より
ドップラー『ハンガリー田園幻想曲』
ハンガリーのフルート奏者フランツ・ドップラーによるフルートの名曲
タイスの瞑想曲
フルートのほかヴァイオリン独奏曲としても人気がある
グルック『精霊の踊り』
グルックのオペラ「オルフェオとエウリディーチェ」劇中曲
ゴセック『ガヴォット』
ヴァイオリンとピアノの編成で演奏機会が多いがフルートも心地よい
シューマン『トロイメライ』
ピアノ曲集「子供の情景」より
シューベルト『セレナーデ』
歌曲集「白鳥の歌」より。ドイツの詩人レルシュタープの詩に作曲された。
ドボルザーク『ユーモレスク』
クライスラーによるヴァイオリン用の編曲が有名。フルート名曲を集めた楽譜集にも収録されている。
ヘンデル『オンブラ・マイ・フ(ラルゴ)』
ヘンデルのオペラ「セルセ」第1幕のアリア
グノー『アヴェマリア』
J.S.バッハ『平均律クラヴィーア曲集』第1巻の第1曲「前奏曲」が伴奏に用いられる

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