Lord, dismiss us with Thy blessing
主よ、汝の祝福で我らを解き放ちたまえ

童謡『むすんでひらいて』のメロディで歌われる讃美歌

日本の童謡『むすんでひらいて』と関連する讃美歌として、『Lord, dismiss us with Thy blessing』(ロード、ディスミス・アス・ウィズ・ザイ・ブレッシング)をご紹介したい。

曲名は、「主よ、汝の祝福で我らを解き放ちたまえ」を意味する。歌詞は、18世紀イギリスの牧師ジョン・フォーセット(John Fawcett/1740-1817)による詩文が用いられている(初版は1791年)。

この讃美歌が『むすんでひらいて』とどんな関係にあるのかと言えば、ズバリ「同じメロディで歌われる」、そして「メロディのルーツが同じ」という説明になる。

同曲はまったく別のメロディで歌われることも多いのだが、『むすんでひらいて』のルーツを研究していくうえで貴重な歴史的資料の一つであることは間違いないだろう。

【試聴】Lord, Dismiss Us with Thy Blessing

歌詞の一例

Lord, dismiss us with Your blessing;
Fill our hearts with joy and peace;
Let us each, Your love possessing,
Triumph in redeeming grace:
O refresh us, O refresh us,
Travelling through this wilderness.

主よ、汝の祝福で我らを解き放ちたまえ
喜びと平穏で心を満たしたまえ
汝の愛と救いの恵みを享受せん
我らを癒したまえ 荒野の旅路で

『むすんでひらいて』ルーツの可能性は?

日本に『むすんでひらいて』のメロディをもたらしたのは、明治時代に明治政府より「お雇い外国人」として招かれたアメリカ人女性教師マーガレット・グリフィス(Margaret Griffis/1838–1913)とされている。

彼女がどのように『むすんでひらいて』のメロディを取り上げたのかは不明だが、キリスト教圏のアメリカ人教師である彼女であれば、讃美歌『Lord, dismiss us with Thy blessing』をそのままの曲として日本の生徒たちに歌わせた可能性は高いと思われる。

讃美歌ルーツの日本の童謡・歌

讃美歌に関連する日本の童謡・歌謡としては、『シャボン玉』、『たんたんたぬきの(ビックカメラのテーマ曲)』、『星の世界』などが有名。

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