リパブリック讃歌 歌詞の意味・和訳 替え歌
19世紀アメリカ南北戦争の時代に誕生したアメリカ愛国歌
『リパブリック讃歌』(The Battle Hymn of the Republic/ザ・バトル・ヒム・オブ・ザ・リパブリック)は、19世紀アメリカ南北戦争の時代に誕生したアメリカ愛国歌。
原曲は、アメリカ南北戦争時の流行歌『ジョン・ブラウンの亡骸(John Brown's Body)』。この曲は、替え歌『ごんべさんの赤ちゃん』の原曲としても有名。
作詞は、アメリカの女性作家・詩人のジュリア・ウォード・ハウ(Julia Ward Howe)。ハウ夫人の配偶者は、サリバン先生とヘレン・ケラーを輩出したパーキンス盲学校の初代校長サミュエル・ハウ。
原曲『ジョン・ブラウンの亡骸(John Brown's Body)』には国内外で様々な替え歌が存在するが、日本での替え歌としては、『ヨドバシカメラの歌・CMソング』、『おたまじゃくしはカエルの子』、『おはぎがお嫁に行くときは』などが有名。
【YouTube】The Battle Hymn of the Republic
歌詞の意味・日本語訳(意訳)
Mine eyes have seen the glory
of the coming of the Lord;
He is trampling out the vintage
where the grapes of wrath are stored;
He hath loosed the fateful lightning
of His terrible swift sword;
His truth is marching on.
眼(まなこ)に浮かびし主の栄光
鬱積し怒りの葡萄 主の御足にて踏み潰されん
神速の剣 宿命の稲妻を放てり
主の真理は行進を続ける
Chorus:
Glory! Glory! Hallelujah!
Glory! Glory! Hallelujah!
Glory! Glory! Hallelujah!
His truth is marching on.
<コーラス>
栄光あれ!ハレルヤ!(神をたたえよ)
栄光あれ!ハレルヤ!
栄光あれ!ハレルヤ!
主の真理は進み続ける
I have seen Him in the watch-fires
of a hundred circling camps,
They have builded Him an altar
in the evening dews and damps;
I can read His righteous sentence
by the dim and flaring lamps:
His day is marching on.
野営を囲む幾多のかがり火に主を見た
それは夜露の中の 主への祭壇
主の正義の宣告が
ほの暗くゆらめく明かりに浮かび上がる
主の日は進み続ける
<コーラス>
I have read a fiery gospel
writ in burnished rows of steel:
“As ye deal with my contemners,
so with you my grace shall deal;
Let the Hero, born of woman,
crush the serpent with his heel,
Since God is marching on."
研ぎ澄ました剣列に刻まれし
燃え立つような福音
侮辱者には罰を
汝らには恵みを与えよう
英雄は女から生まれ
そのかかとで蛇を潰すのだ
神は進み続ける
<コーラス>
He has sounded forth the trumpet
that shall never call retreat;
He is sifting out the hearts of men
before His judgment-seat:
Oh, be swift, my soul, to answer Him!
Be jubilant, my feet!
Our God is marching on.
主が吹き鳴らすラッパに
退却など決してありえぬ
審判の御座の前で
人々の心をふるいにかける
おお、速やかに、わが魂、主に応えるのだ!
歓喜せよ、わが脚よ!
我らの神は進み続ける
<コーラス>
In the beauty of the lilies
Christ was born across the sea,
With a glory in his bosom
that transfigures you and me:
As he died to make men holy,
let us die to make men free,
While God is marching on.
美しい百合の中
海の向こうで 主は生まれた
主の懐で 栄光と共に
あなた方と私は変容する
主の死による贖罪の如く
我らも自由のために死なん
神は進み続ける
<コーラス>
歌詞の補足
5番の「die」は「live(生きる)」に差し替えられる事が多い。
let us live to make men free
(我らも自由のために生きよう)
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曲のルーツ
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