つくしはつんつん 歌詞の意味
ツクシ、ワラビ、キノコ、ショウロ 春の山菜を歌った遊び歌
『つくしはつんつん』は、ツクシやワラビなど春の山菜を歌詞に織り込んだ春のわらべうた・手遊び歌。
歌詞では、ツクシ、ワラビ、キノコ、ショウロ(松露)の4つの春の山菜が登場し、それぞれの名称の頭文字で韻を踏むように、ある意味ダジャレのような雰囲気で、地上から芽などが出る様子が描写されている。
ツクシ、ワラビ、キノコ、ショウロの4つで4番までの歌詞だが、たらの芽、フキノトウ、タケノコ、アケビなどの春の山菜で追加の歌詞をオリジナルで考えてみても面白いかもしれない。ダジャレのセンスがある方なら難しくはないだろう。
なお、「つくし」の語源・由来・意味については、こちらのページ「つくし 意味・語源・由来 つくし誰の子 スギナの子」で解説しているので、このページでのツクシの説明は割愛する。
【YouTube】つくしはつんつん 歌い方・手遊び
歌詞
つくしは つんつん でるもんだ
わらびは わらって でるもんだ
きのこは きのしたに でるもんだ
しょうろは しょろっと でるもんだ
ワラビ
春に新芽が出るワラビは、おひたしや漬物など食用にされ、かき揚げや天ぷらも美味。
根茎から取れるデンプン「ワラビ粉」は、和菓子「わらびもち(わらび餅、蕨餅)」の原料となる。
ワラビは山菜の中でも特に灰汁が強く、食べる為にはしっかり灰汁抜き(アク抜き)をしないと中毒を起こす。発癌性のあるプタキロサイドも微量に含まれる。
春のキノコ ハルシメジ
春のキノコとして比較的有名な「ハルシメジ」をご紹介。『つくしはつんつん』の歌詞のように、春にサクラ、ウメなどのバラ科の樹の下に発生する。
写真:ハルシメジ(出典:Wikipedia)
汁物、煮物、和え物、炒め物など食用になる。食感が良い。他のキノコと同様、しっかりと火を通さないと中毒症状が出る場合がある。
ショウロ(松露)
『つくしはつんつん』の歌詞の最後に登場するショウロ(松露)は、アカマツやクロマツなどの松の樹の下で、春と秋に発見される食用キノコ。
写真:ショウロ(出典:Wikipedia)
安全性が高く美味だが、発見が容易でないため希少価値が高い。マツ林の管理不全が原因で産出量が激減しており、市場には出回ることはまれ。栽培は難しく、商業レベルには至っていない。
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