ウルグアイ国歌
ウルグアイ東方共和国/Oriental Republic of Uruguay
南米の共和制国家ウルグアイの国歌は、ウルグアイがブラジルや近隣諸国と激しい戦いを繰り広げていた19世紀前半に作詞作曲された。
そのため、ウルグアイ国歌の歌詞には、国家存亡をかけた当時の切迫した状況が色濃く反映されている。11番まであるが、コーラスと1番のみが歌われる。前奏が非常に長い。
ウルグアイでは毎年2月頃に「ジャマーダス(Llamadas)」と呼ばれるカーニバルが首都モンテビデオ(Montevideo)で開催される(上写真)。
内容的には、派手な装飾を身に着けた女性ダンサーたちと、ウルグアイの伝統音楽「カンドンベ」を演奏するドラマーや打楽器奏者らがパレードを繰り広げる。
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歌詞の意味・和訳(大意)
¡Orientales, la patria o la tumba!
¡Libertad o con gloria morir!(x2)
Es el voto que el alma pronuncia
y que heróicos sabremos cumplir.(x2)
que sabremos cumplir.
Es el voto que el alma pronuncia
y que heróicos sabremos cumplir.
que sabremos cumplir.
sabremos cumplir(x3)
<コーラス部分>
東方人よ 祖国か墓か!
自由か 栄誉の死か!
魂の誓い 我らは成し遂げ英雄となる
我らは成し遂げる!
Libertad, Libertad, Orientales!
Este grito a la patria salvó,
que a sus bravos en fieras batallas
de entusiasmo sublime inflamó.(x2)
De este don sacrosanto la gloria
merecimos.
¡Tiranos, temblad! ¡Tiranos, temblad!
¡Tiranos, temblad! ¡Ah...!
¡Libertad! en la lid clamaremos
Y muriendo, también libertad.(x2)
Y muriendo, también libertad
también libertad!(x2)
「自由を、自由を、東方人よ!」
祖国を救いし叫びが
崇高なる大望ととみに
熾烈な戦場で燃え上がる
神聖なる栄光を賜りし我ら
暴君よ戦慄せよ!
自由よ! それは戦場での叫び
たとえ命を落とそうとも 我らは叫ぶ
自由よ!
かつてのサッカー強豪国ウルグアイ
サッカーが盛んなウルグアイは、かつてはブラジル、アルゼンチンと並ぶ3強として世界の強豪と肩を並べていた。
オリンピックのサッカーでウルグアイ代表チームが1924年、1928年と金メダルを獲得すると、世界的にサッカー人気が高まった。
1930年の第1回FIFAワールドカップはウルグアイで開催され、決勝戦でアルゼンチンを4-2で破り、ウルグアイはFIFAワールドカップにおける初代優勝国となった。1950年にも優勝したがその後は振るわず、サッカー「古豪」国としてその名をとどめている。
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