NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で使われたクラシック音楽まとめ
平安末期から鎌倉幕府誕生を描くNHK大河ドラマで使われたクラシック音楽
2022年(令和4年)放送のNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』でサウンドトラック(BGM)として使われた有名なクラシック音楽の主な楽曲について簡単にまとめてみた。
『鎌倉殿の13人』では、三谷幸喜の脚本により、平安末期から鎌倉前期を舞台に北条義時を主人公として、歴史書『吾妻鏡』をベースとした源平合戦や、鎌倉幕府誕生の過程が描かれる。
ジャケット写真:大河ドラマ 鎌倉殿の13人 完全版 第壱集 ブルーレイ
ドヴォルザーク 交響曲第9番「新世界より」第4楽章
「鎌倉殿の13人」第1回から繰り返し用いられているのは、チェコの作曲家ドヴォルザーク(ドボルザーク)による1893年作曲の交響曲第9番「新世界より」第4楽章のメロディ。
【YouTube】ドヴォルザーク 交響曲第9番ホ短調「新世界より」第4楽章
ドヴォルザークがアメリカ滞在中に作曲された楽曲で、この作品における「新世界」とはアメリカを意味している。
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の時代背景として、平安から鎌倉への新時代の幕開けと、楽曲の「新世界」というキーワードに親和性を見いだせる。
遠き山に日は落ちて ドヴォルザーク 交響曲第9番 第2楽章
2022年11月6日に放送された「鎌倉殿の13人」第46回では、ドヴォルザーク 交響曲第9番「新世界より」から、第2楽章のメロディがサントラに用いられた。
この第2楽章のメロディには、現代の日本で歌詞がつけられ、『遠き山に日は落ちて』として小中学校の音楽の授業などで歌われている。
【YouTube】遠き山に日は落ちて
【YouTube】ドヴォルザーク交響曲第9番 第2楽章
ヴィヴァルディ「四季」より『冬』第1楽章
春頃に放送された「鎌倉殿の13人」第12回、第13回、第18回、第19回などでは、バロック後期イタリアの作曲家アントニオ・ヴィヴァルディの代表曲「四季」より『冬』第1楽章のメロディが用いられた。
【YouTube】ヴィヴァルディ「四季」より「冬」
J.S.バッハ『無伴奏チェロ曲』
2022年8月に放送された「鎌倉殿の13人」第31回、第32回では、J.S.バッハ『無伴奏チェロ曲』のメロディが使われた。同曲は組曲で、第1曲プレリュードが最も有名。
【YouTube】J.S.バッハ 無伴奏チェロ組曲 第1番 プレリュード
モーツァルト『レクイエム』より第3曲『怒りの日』
夏から秋頃にかけて放送された「鎌倉殿の13人」第38回、第40回、第43回などでは、モーツァルト『レクイエム』より第3曲『怒りの日』のメロディが使われた。
【YouTube】レクイエム(モーツァルト)より 第3曲 怒りの日
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