星かげさやかに 歌詞の意味 一日の終わり
キャンプソング『燃えろよ燃えろ』と同じメロディで歌うレクソング
『星かげさやかに』は、キャンプや野外活動などのレクリエーションなどで歌われるキャンプソング・レクソング。『一日(ひとひ)の終わり』とも題される。
JASRAC(日本著作権協会)のデータベースでは、『一日の終わり』作詞者(訳詞)として「串田 孫一」の名が登録されていた。同曲の副題が『星かげさやかに』と併記されていたので、『星かげさやかに』の作詞者も同じく「串田 孫一」ということになる。
作曲者については、著作権が消滅した「フランス民謡」として登録されていた。具体的な原曲名は不明。メロディの一部は、『ごんべさんの赤ちゃん』またはアメリカ愛国歌『リパブリック讃歌』に似ている。
『星かげさやかに』と同じメロディで歌われるキャンプソングとして、キャンプファイヤーを題材とした『燃えろよ燃えろ』が知られている。
なお、同じメロディで歌われる楽曲としては、これら以外にも『遠くの町(遠い山の向うの 知らない町よ)』という外国曲が存在する。
このページでは、『星かげさやかに』の歌詞を掲載するとともに、その意味について簡単に補足していきたい。
【YouTube】 星かげさやかに 児童合唱
歌詞
星かげさやかに
静かにふけぬ
集(つど)いのよろこび
歌うはうれし
なごりは尽(つ)きねど
まどいははてぬ
今日の一日(ひとひ)の幸(さち)
静かに思う
歌詞の意味・補足
星かげ
星の光、星あかり
さやかに
くっきりと澄んで明るく見える様子
ふけぬ
夜が深まった様子。「ぬ」は完了の「ぬ」終止形。
なごりは尽きねど
楽しい集いが終わってしまうことを惜しむ気持ちは尽きないが
まどい
人々が円状にまるく居並ぶこと。団居(円居)。1か所に集まり会すること。特に親しい者どうしが集まって楽しむこと。団欒 (だんらん)。
はてぬ
終わってしまった、の意味。「ぬ」は完了の「ぬ」終止形。
作詞者:串田 孫一について
『星かげさやかに』作詞者(訳詞)として登録されていた串田 孫一(くしだ まごいち/1915-2005)は、日本の詩人、哲学者、随筆家。
東京外国語大学教授を退官後、1965年から1994年までTOKYO FMのラジオ番組「音楽の絵本」でパーソナリティを務めた。1980年に紫綬褒章を受章。
登山が趣味で、山の文芸誌「アルプ」を創刊。1983年に終刊するまで責任編集者を務めた。キャンプソングの歌詞を作詞したのも、おそらく山でのキャンプ時に着想を得たものだろう。
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