たまに行くならこんなゲームセンター(たまゲー)BGMのあの曲は?

元ネタ・原曲・似てる曲 そっくりメロディ研究室

有野課長が様々なレトロゲームに挑戦するフジテレビCS放送の人気バラエティ番組「ゲームセンターCX」。

その人気コーナーの一つに、各地のレトロなゲームセンターを巡る「たまに行くならこんなゲームセンター」、通称「たまゲー」があるが、そのコーナー冒頭のハガキを読む場面の音楽・BGMとして、カントリーまたはアイリッシュ調の曲が使われている(駄菓子屋ロケでも同様)。

ほのぼのとしてどこか郷愁を感じさせる素朴な曲想の「たまゲー」テーマ音楽は、調べてみると、2000年のアニメ「機巧奇傳ヒヲウ戦記」サントラにある『異国のしらべ』という曲のようだ。サントラCDを視聴してみたが、「たまゲー」の曲そのものズバリであることが確認できた。

「機巧奇傳ヒヲウ戦記(からくりきでんヒヲウせんき)」は、明治維新前後の日本を舞台とする冒険アニメ作品。2000年10月から2001年5月までNHK BS-2で放送されていた。

アイルランドに造詣が深い山口洋

音楽・サントラを担当したのは、1990年にメジャーデビューした福岡のロックバンド「ヒートウェイヴ(HEATWAVE)」代表の山口洋。

山口氏はアイルランド音楽への造詣が深く、ホットハウス・フラワーズ(Hothouse Flowers)、キーラ(Kíla)などのアイルランドのバンドと交流があり、来日公演の際には積極的にゲスト出演している。

彼が手掛けたサントラの一曲『異国のしらべ』は、山口氏の得意ジャンルであるアイルランド音楽を思わせる印象の楽曲で、曲名の「異国」とはやはりアイルランドを念頭においてつけられたものなのだろう。

テネシーワルツに雰囲気が似てる?

さて余談だが、ゲームセンターCX「たまゲー」サントラ『異国のしらべ』を耳にすると、筆者には往年のカントリーミュージックの名曲『テネシーワルツ The Tennessee Waltz』が思い出される。

「たまゲー」の曲とはもちろん関連性はないが、冒頭のメロディ進行や曲の雰囲気がよく似ており、『テネシーワルツ』からの影響が少なからず伺われる。

そもそもアメリカのカントリーミュージックは、アイルランドからの移民が持ち込んだアイルランド音楽をルーツの一つとしており、アイルランド音楽に造詣の深い作曲者の山口氏がカントリーの名曲からインスピレーションを受けたとしても何ら不思議はないだろう。

あずまんが大王サントラも

ちなみに、ゲームセンターCX「たまゲー」コーナーBGMには、「よつばと!」を手掛けたあずまきよひこ氏による4コマ漫画「あずまんが大王」アニメ版のサントラも使用されている。

「たまゲー」でゲームの筐体を紹介するときに流れるその曲は、ランティスより発売されている「あずまんが大王オリジナルサウンドトラック Vol.1」5曲目に収録されている『休み時間でデスカ1』(試聴あり)。

同CDには21曲目にも『休み時間デスカ2』というほぼ同タイトルの曲があるが、こちらは若干アップテンポなバージョンとなっており、ゲームセンターCX「たまゲー」で使われているのは前者のミディアムテンポな方の曲。

アマゾンで視聴できるので、皆さんが思い浮かべてるのと同じ曲かどうか、是非確認してニヤニヤしてみて欲しい。

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