クルンパコイス Klumpakojis

リトアニア民謡・フォークダンス/男女カップルのケンカと仲直り

『クルンパコイス Klumpakojis』は、日本で知られるフォークダンス『木の靴 Wooden Shoes』の原曲とされるリトアニア民謡(および民族舞踊)。

YouTube動画で「Klumpakojis」を検索してみると、男女カップルを基本として円を描いて踊るフォークダンスの動画がいくつか見られ、中にはメロディだけでなくリトアニア語の歌詞がついたBGMが用いられているものもあった。

フォークダンスとしての『クルンパコイス Klumpakojis』では、仲の良い男女がケンカしまた仲直りするというストーリーが描写されており、怒った男女が両手を腰に当て、ドンドンドンと足踏み(スタンプ)を3回して、相手を指さしてケンカを始める様子がとてもユーモラスで愛嬌ある振付が見られた。

童謡『手をたたきましょう』の原曲?

曲を実際に聴いてみるとすぐにお分かりになると思うが、リトアニア民謡『クルンパコイス Klumpakojis』のメロディは、日本の童謡『手をたたきましょう』のそれとほぼ同じもののような印象を受ける。

『手をたたきましょう』の歌詞では、「あーしーぶーみーしーまーしょー(足踏みしましょ)」のように足踏みをする描写が見られるが、『クルンパコイス Klumpakojis』のダンスでも、ドンドンドンと3回足踏みをする振付が含まれている。

さらに、『クルンパコイス Klumpakojis』のダンスでは平手打ちを模して手をピシャリと叩く動作も登場し、童謡『手をたたきましょう』の歌詞との共通点がはっきりと見受けられる。

原曲はチェコ民謡?リトアニア民謡?

『手をたたきましょう』の原曲については、チェコ民謡『Šla Nanynka do zelí(ナニンカちゃん、キャベツ畑へ)』と解説されることがあるが、これを原曲とするには若干の違和感があるように思われる。

確かに、『クルンパコイス Klumpakojis』に似たメロディは、イタリアのフォークダンス『ラ・ビンチャ La Vinca』など、他のヨーロッパ諸国の民謡やダンスにも存在するようで、そのオリジナルがどこの国なのか特定するのが難しいことは言うまでもない。

とはいえ、リトアニア民謡『クルンパコイス Klumpakojis』は、足踏みをして手をたたく動作が両方含まれるフォークダンスとして今日まで広く知られている曲であり、童謡『手をたたきましょう』との内容的な関連性はかなり高いと言える。

結論としては、当サイトでは、リトアニア民謡『クルンパコイス Klumpakojis』を童謡『手をたたきましょう』の原曲として暫定的に認定しておいてもよいのではないかと考えている。今後の更なる研究の深化が望まれる。

また新たな有力な情報に出会えるまで、とりあえずこの二つの曲を強く関連付けておくことで、今後のみなさんの独自研究にもお役立ていただければ幸いだ。

【試聴】フォークダンス 『クルンパコイス Klumpakojis』

【試聴】フォークダンスその2