ちいさい秋みつけた

日本の歌曲/誰かさんがみつけた 小さい秋みつけた

『ちいさい秋みつけた』は、サトウハチロー作詞、中田喜直作曲による日本の童謡。1955年発表。

3番の歌詞にある「はぜの葉」とは、ウルシ科ウルシ属の落葉樹ハゼノキの葉のこと。秋に美しく紅葉することから、俳句の世界ではハゼノキを櫨紅葉(はぜもみじ)とよび秋の季語としている。

作詞者であるサトウハチローは、『ちいさい秋みつけた』を作曲した当時、東京都文京区弥生にある家に住んでいた。そこにはハゼノキが植えられており、家の窓から見た紅葉の情景から作詞へのインスピレーションを受けたという。

作詞当時に住んでいた家は、1996年に岩手県北上市のサトウハチロー記念館に移築され、庭にあったハゼノキは2001年、文京区春日一丁目の東京メトロ後楽園駅近くにある礫川公園(れきせんこうえん)に移植された。

写真:礫川公園に移植されたハゼノキの紅葉(出典:文京区役所Webサイト)

【試聴】ちいさい秋みつけた

【試聴】デジタルピアノ演奏 ちいさい秋みつけた

モンテヴェルディ『マドリガーレ集』の一曲と似ている?

余談だが、中田喜直『ちいさい秋みつけた』のメロディについては、17世紀北イタリアの作曲家クラウディオ・モンテヴェルディによるマドリガーレ集 第4巻に収録された『死ねるものなら』との類似性が指摘されることがある。

恐らくは偶然の一致の部類であろうが、比較して聴いてみると雰囲気もどこか似ているようでなかなか興味深い。その他のそっくりな曲については、こちらの特集『元ネタ・原曲・似てる曲 洋楽・邦楽 そっくりメロディ研究室』を是非参照されたい。

【試聴】モンテヴェルディ 『マドリガーレ集』 第4巻より