茶摘 ちゃつみ

日本の童謡・唱歌/夏も近づく八十八夜 野にも山にも若葉が茂る

「夏も近づく八十八夜」の歌い出しで知られる『茶摘(ちゃつみ)』は、1912年(明治45年)に発表された日本の童謡・唱歌

京都の宇治田原村の茶摘歌を元に作られたとされ、歌詞の二番にある「日本」は元々は「田原」だったという。なお、五月の日本の歌としては、『こいのぼり』、『せいくらべ』などが有名。

茶の生産量は、静岡県を筆頭に、鹿児島県、三重県などが多く、静岡茶、宇治茶、狭山茶などのブランドが知られている。

八十八夜(はちじゅうはちや)とは?

八十八夜(はちじゅうはちや)とは雑節の一つで、立春から数えて88日目の日を指し、毎年5月2日頃がこの日にあたる。

この時期は、明け方にかけて遅霜(おそじも)が発生しやすく、農作物に被害が出るおそれがあり、農家に対して特に注意を喚起するためにこの雑節が作られたという。

八十八夜を過ぎると、数日で立夏(りっか)を迎える(5月6日ごろ)。暦の上では、もう夏が始まろうとしているようだ。

【試聴・歌詞】 茶摘(ちゃつみ)

夏も近づく八十八夜
野にも山にも若葉が茂る
あれに見えるは
茶摘ぢやないか
あかねだすきに菅(すげ)の笠

日和つづきの今日此の頃を、
心のどかに摘みつつ歌ふ
摘めよ 摘め摘め
摘まねばならぬ
摘まにや日本の茶にならぬ

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