スペインの有名な作曲家(クラシック音楽)

有名なクラシック音楽/スペインの作曲家

アルベニス、イエペス、タレガ、カザルス、サラサーテなど、スペインを代表する有名なクラシック音楽の作曲家まとめ。

クラシック音楽の有名な曲やジャンル別の目次については、こちらの『有名なクラシック音楽の名曲・代表曲』にまとまっているので適宜参照されたい。

写真:スペインのセビリア大聖堂(世界遺産)

作曲家一覧

イサーク・アルベニス

スペイン北東部カタルーニャ生まれの作曲家イサーク・アルベニス(Isaac Albéniz/1860-1909)。ピアノ組曲「エスパーニャ」、組曲「イベリア」、「スペインの歌」、「スペイン組曲」など、祖国スペインを題材としたピアノ組曲を残した。

エンリケ・グラナドス

スペイン近代音楽の作曲家・ピアニスト、エンリケ・グラナドス(Enrique Granados y Campiña/1867-1916)。イサーク・アルベニスとともにスペイン国民楽派の双璧をなす。パブロ・カザルスと親交があった。代表曲は『スペイン舞曲集』、『ゴイェスカス』。

ナルシソ・イエペス

映画「禁じられた遊び」のメインテーマ曲『愛のロマンス』で世界的に有名なスペインの作曲家・ギタリスト、ナルシソ・イエペス(Narciso Yepes/1927-1997)。日本には1960年から1996年までの間に計17回訪問している。

パブロ・カザルス

スペイン・カタルーニャ出身のチェロ演奏家・作曲家パブロ・カザルス(Pablo Casals/1876-1973)。チェロの近代的奏法を確立し20世紀最大のチェリストと称賛された。カタルーニャ民謡『鳥の歌』、J.S.バッハ『無伴奏チェロ組曲』などの演奏で有名。

パブロ・デ・サラサーテ

ツィゴイネルワイゼン』で知られるスペイン・パンプローナ出身の作曲家・ヴァイオリン奏者パブロ・デ・サラサーテ(Pablo de Sarasate/1844-1908)。パリ音楽院で学び、サン=サーンスと親交を深めた。ドイツの作曲家ブルッフの代表曲『スコットランド幻想曲』を初演し、同曲を献呈されている。

フランシスコ・タレガ

アルハンブラの思い出』で知られるスペインの作曲家・ギター奏者フランシスコ・タレガ(Francisco Tárrega/1852-1909)。ギターの達人ヴィルトゥオーソとして名を馳せ、「ギターのサラサーテ」との異名も。ミゲル・リョベートを指導した。

マヌエル・デ・ファリャ

火祭りの踊り』が有名なスペインの作曲家。マヌエル・デ・ファリャ(Manuel de Falla y Matheu/1876-1946)。パリ滞在時にフランスの作曲家ポール・デュカスに才能を認められ、アルベニス、ラヴェルへと人脈を築き、ドビュッシーとも親交を結んだ。

ミゲル・リョベート

スペイン民謡『アメリアの遺言』編曲・演奏が有名なスペイン・カタルーニャのギタリスト・作曲家ミゲル・リョベート(Miguel Llobet/1878-1938)。バルセロナ市立音楽学校にてタレガに師事。20世紀におけるクラシック・ギター音楽復興に貢献した。後にアンドレス・セゴビアを指導したとされる。

ホアキン・ロドリーゴ

代表曲『アランフエス協奏曲』で知られるスペインの作曲家・ピアニスト、ホアキン・ロドリーゴ(Joaquín Rodrigo Vidre/1901-1999)。パリのエコール・ノルマル音楽院でポール・デュカスに作曲を師事。スペイン国王ファン・カルロスより貴族に列せられ、「アランフエス庭園侯」の爵位を授かった。

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