日の丸の旗 ひのまる 歌詞
『春の小川』や『故郷』の岡野・高野コンビによる明治唱歌
「白地に赤く 日の丸染めて」が歌い出しの『日の丸の旗』(ひのまるのはた)は、1911年(明治44年)発行の「尋常小学唱歌」第一学年用に掲載された日本の唱歌。作詞:高野辰之、作曲:岡野貞一。
1941年刊行の「ウタノホン 上」ではカタカナ表記に改められ、歌詞の一部が「美しや」から「ウツクシイ」、「勇ましや」から「イサマシイ」と語尾が変更された。
戦後にはカタカナから元の表記に戻したうえで、二番の歌詞が大きく差し替えられている。この改訂版の曲名は『ひのまる』と変更されているようだ。
ちなみに「尋常小学唱歌」では、作詞:高野辰之、作曲:岡野貞一のコンビによる唱歌は『日の丸の旗』以外にも何曲か掲載されており、『春の小川』、『春が来た』、『朧月夜 おぼろづきよ』、『故郷 ふるさと』などが特に有名。
【YouTube】唱歌「日の丸の旗」
歌詞:日の丸の旗
白地に赤く
日の丸染めて
ああ美しや
日本の旗は
朝日の昇る
勢ひ見せて
ああ勇ましや
日本の旗は
『ひのまる』(戦後改訂版)
白地に赤く
日の丸染めて
ああ美しい
日本の旗は
青空高く
日の丸揚げて
ああ美しい
日本の旗は
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