Strawberry Fields Forever 歌詞の意味・和訳

ジョン・レノンが幼少期に遊んでいたストロベリー・フィールズの思い出

『Strawberry Fields Forever』(ストロベリー・フィールズ・フォーエバー)は、1967年2月にリリースされたビートルズの楽曲。『Penny Lane』(ペニー・レイン)との両A面シングル。

ジョン・レノンが幼少期にリヴァプール郊外の孤児院「ストロベリー・フィールド」の庭園で遊んでいた思い出をモチーフとしている。

同施設は2005年に閉鎖されてしまったが、ファンの訪問は絶えず、正門及び赤い鉄製のゲートは残されていた。2011年に移設され、現地のゲートはレプリカに変更された。

孤児院 Strawberry Fields ビートルズ・ファンの落書き

写真:孤児院「Strawberry Fields」ビートルズ・ファンの落書きで埋め尽くされた門扉(2002年撮影/出典:Wikipedia)

グーグルマップ:孤児院「Strawberry Fields」入口

『Strawberry Fields Forever』については、英米の音楽評論家や雑誌編集者らが次のような評価を残している。

メロディ・メイカー誌 Melody Maker

スタジオ技術とボーカル・エフェクトの組み合わせが、『舞い降りる深く神秘的な万華鏡のようなサウンド』を生み出した

リッチー・アンターバーガー Richie Unterberger

ビートルズの最大の功績の1つで、レノン=マッカートニーの最高の楽曲の1つ

イアン・マクドナルド Ian MacDonald

高次の表現…現代の作曲家でこれほど直接的かつ自発的で、独創的な感情と幻想を表現できる人物はほとんどいない

ジョン・サヴェージ Jon Savage

1967年初頭に初めてラジオで放送されたとき、荒廃した雰囲気を持つボーカル、調子外れのブラス・セクション、不快なストリングスと、これまで聴いたことがないようなサウンドに聞こえた

【YouTube】 The Beatles - Strawberry Fields Forever

歌詞の意味・和訳(意訳)

『Strawberry Fields Forever』

作詞・作曲:Lennon–McCartney

Let me take you down
'Cause I’m going to Strawberry Fields
Nothing is real
And nothing to get hung about
Strawberry Fields forever

君を連れて行かせて
ストロベリー・フィールズに行くところなんだ
リアルなんてないんだから
気にかけることもないのさ
ストロベリー・フィールズよ永遠に

Living is easy with eyes closed
Misunderstanding all you see
It’s getting hard to be someone
But it all works out
It doesn’t matter much to me

目を閉じれば生きるのは簡単
見えるものはすべて誤解してしまう
何者かになるのは難しいけど
すべて上手くいくさ
僕には全くどうでもいい事だけど

Let me take you down
'Cause I’m going to Strawberry Fields
Nothing is real
And nothing to get hung about
Strawberry Fields forever

君を連れて行かせて
ストロベリー・フィールズに行くところなんだ
リアルなんてないんだから
気にかけることもないのさ
ストロベリー・フィールズよ永遠に

No one I think is in my tree
I mean it must be high or low
That is you can’t, you know, tune in
But it’s all right
That is, I think, it’s not too bad

僕の木にはたぶん誰もいない
高すぎるか低すぎるかに違いない
君は合わせることができない
けどそれで大丈夫
きっとそんなに悪くないさ

Let me take you down
'Cause I’m going to Strawberry Fields
Nothing is real
And nothing to get hung about
Strawberry Fields forever

君を連れて行かせて
ストロベリー・フィールズに行くところなんだ
リアルなんてないんだから
気にかけることもないのさ
ストロベリー・フィールズよ永遠に

Always, no, sometimes think it’s me
But you know I know when it’s a dream
I think, er, no, I mean, er, yes
But it’s all wrong
That is I think I disagree

いつも いや 時々思うんだ
それは僕だと
でも 分かるだろ
それは夢だって僕も分かってる
思うに それはノーで
つまりイエス
でも全部間違ってる
それは同意できないと思う

Let me take you down
'Cause I’m going to Strawberry Fields
Nothing is real
And nothing to get hung about
Strawberry Fields forever
Strawberry Fields forever
Strawberry Fields forever

君を連れて行かせて
ストロベリー・フィールズに行くところなんだ
リアルなんてないんだから
気にかけることもないのさ
ストロベリー・フィールズよ永遠に

収録アルバム

マジカル・ミステリー・ツアー ビートルズ

ジャケット写真:ビートルズ「マジカル・ミステリー・ツアー」

ペニーレインも近い

「ストロベリー・フィールド」から『Penny Lane』(ペニー・レイン)は比較的近い場所にある。

行き方は簡単。「ストロベリー・フィールド」近くの交差点からA562へ入り、北西へ道なりに2.5kmほど進むと、ペニーレインの歌詞にも登場する床屋とラウンドアバウト(環状交差点)が右手に見える。

GoogleMap:ストロベリー・フィールド付近

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