オブラディ・オブラダ 歌詞の意味・和訳

ジャマイカの音楽スカに影響を受けたポール・マッカートニーの楽曲

『オブ・ラ・ディ、オブ・ラ・ダ』(オブラディ・オブラダ/Ob-La-Di, Ob-La-Da)は、1968年11月にリリースされたビートルズの楽曲。

作詞・作曲はレノン=マッカートニー名義となっているが、『Let It Be』(レット・イット・ビー)と同じくポール・マッカートニーによる楽曲。

THE BEATLES 青盤 1967-1970

ジャケット写真:THE BEATLES 1967 - 1970『オブラディ・オブラダ』収録

イギリスのクラブで聴いたスカ(ジャマイカ発祥の音楽ジャンル)のレコードに触発されて本作が作曲された。「オブ・ラ・ディ、オブ・ラ・ダ」というフレーズは、ナイジェリアのコンガ奏者、ジミー・スコットの言葉が流用されている。

スコットはレコーディングにも参加してコンガを演奏したが、完成バージョンには含まれなかった。スコット参加バージョンは、1996年に発売された「ザ・ビートルズ・アンソロジー3」に収録された。

【YouTube】Ob-La-Di, Ob-La-Da (Remastered 2009)

歌詞の意味・和訳(意訳)

『Ob-La-Di, Ob-La-Da』

作詞・作曲:レノン=マッカートニー

Desmond has a barrow
in the market place
Molly is the singer in a band

Desmond says to Molly
"Girl I like your face"
And Molly says this
as she takes him by the hand

デスモンドは手押し車で
市場に店を出してる
モリーはバンドのボーカル

デスモンドはモリーに言った
「僕はきみの顔が好きだ」
そしてモリーはこう言った
デスモンドの手を取りながら

Ob-la-di, ob-la-da
life goes on brah
La la how the life goes on

Ob-la-di, ob-la-da
life goes on brah
La la how the life goes on

オブラディ オブラダ
人生は続いてく
ララ こんな風に
人生は続いてく

オブラディ オブラダ
人生は続いてく
ララ こんな風に
人生は続いてく

Desmond takes a trolley
to the jewellers store
Buys a twenty carat golden ring

Takes it back to Molly
waiting at the door
And as he gives it to her
she begins to sing

デスモンドは電車で宝石店へ
20金の指輪を買った

玄関で待つモリーのもとへ
持って帰った
デスモンドが指輪を贈ると
彼女は歌い始めた

Ob-la-di, ob-la-da
life goes on brah
La la how the life goes on

Ob-la-di, ob-la-da
life goes on brah
La la how the life goes on

オブラディ オブラダ
人生は続いてく
ララ こんな風に
人生は続いてく

オブラディ オブラダ
人生は続いてく
ララ こんな風に
人生は続いてく

In a couple of years
they have built a home, sweet home

With a couple of kids
running in the yard
Of Desmond and Molly Jones

数年ほど経って
彼らは素敵な家庭を築いた

子供たちが庭を走り回ってる
デスモンドとモリー・ジョーンズの子供たち

Happy ever after
in the market place
Desmond lets the children lend a hand

Molly stays at home
and does her pretty face
And in the evening
she still sings it with the band

末永く幸せな暮らし
デスモンドは市場で
子どもたちに手伝わせ

モリーは家にいて
可愛く化粧をする
そして夜には
まだバンドと歌い続けてる

Ob-la-di, ob-la-da
life goes on brah
La la how the life goes on

Ob-la-di, ob-la-da
life goes on brah
La la how the life goes on

オブラディ オブラダ
人生は続いてく
ララ こんな風に
人生は続いてく

オブラディ オブラダ
人生は続いてく
ララ こんな風に
人生は続いてく

In a couple of years
they have built a home, sweet home

With a couple of kids
running in the yard
Of Desmond and Molly Jones, hey

数年ほど経って
彼らは素敵な家庭を築いた

子供たちが庭を走り回ってる
デスモンドとモリー・ジョーンズの子供たち

Happy ever after
in the market place
Molly lets the children lend a hand

Desmond stays at home
and does his pretty face
And in the evening
she still sings it with the band

末永く幸せな暮らし
デスモンドは市場で
子どもたちに手伝わせ

モリーは家にいて
可愛く化粧をする
そして夜には
まだバンドと歌い続けてる

Yeah, ob-la-di, ob-la-da
life goes on brah
La la how the life goes on

Yeah, ob-la-di, ob-la-da
life goes on brah
La la how the life goes on

オブラディ オブラダ
人生は続いてく
ララ こんな風に
人生は続いてく

オブラディ オブラダ
人生は続いてく
ララ こんな風に
人生は続いてく

And if you want some fun
Take ob-la-di ob-la-da

もし君が楽しみたいなら
さあ オブラディ オブラダ

デスモンドって誰?

歌詞に登場する二人のデスモンドとモリーとは、実在の人物なのだろうか?誰かモデルはいるのだろうか?

この点について、ウィキペディア『オブ・ラ・ディ、オブ・ラ・ダ』のページでは、次のように解説されている。

マッカートニーは「とても僕らしい曲。デスモンドとモリーという実在しないカップルに関するファンタジーだからね。僕は名前にも力を入れている。デスモンドというのはとてもカリブっぽい名前だ」と語っている。デスモンドは、レゲエのデスモンド・デッカーに由来している。

この解説によれば、デスモンドとモリーは架空の人物だが、「デスモンド」という人名については、ジャマイカのレゲエ歌手デスモンド・デッカー(Desmond Dekker/ 1941-2006)に由来しているようだ。

曲名・コーラスの意味は?

曲名やコーラス部分に登場する「オブラディ・オブラダ」とは、一体何に由来するフレーズなのだろうか?

この点についても、ウィキペディアの解説が参考になるので次のとおり引用する。

タイトルおよび歌詞に登場する「Ob-La-Di, Ob-La-Da」というフレーズは、マッカートニーの知人であるナイジェリア人のコンガ奏者、ジミー・スコットがよく口にしていたフレーズを流用したもの。

フレーズが何を意味するのかについての解説はなかったが、ナイジェリアで用いられる言語では何らかの意味を持っているのかも知れない。

マッカートニーは後でお礼がわりに小切手を送ったが、スコットはフレーズの著作権を主張して、マッカートニーに対してさらに金銭を要求したという。

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