この指超特急

日本各地の名所・名物を超特急で巡る楽しい手遊びの旅

「この指 一番線 鹿児島行きの超特急」が歌い出しの『この指超特急』は、詩人・児童文学作家の阪田寛夫作詞による童謡・手遊び歌。

歌詞は10番まであり、一番では一番線で鹿児島行き、二番では二番線で高知行き、といった感じで、十番線まで日本各地の地名と名物が歌われている。

北陸新幹線 E7系

写真:北陸新幹線 E7系(出典:JR東日本Webサイト)

歌われている地名は、鹿児島から日本列島を北上する順番で、鹿児島、高知、松江、大阪、京都、名古屋、静岡、青森、稚内と続いていき、最後にはなんと月探検のロケットで宇宙へ出発してしまうというオチ。

ちなみに原曲は、アメリカやイギリスで歌われている童謡『This Old Man』。原曲の内容は『この指超特急』の歌詞とはほぼ関連性がない。

つまり、『この指超特急』は『This Old Man』からメロディを拝借した全く別モノの曲と言える。

【YouTube】 この指超特急 西六郷少年合唱団

各地の名物・有名なもの

『この指超特急』の歌詞では、各地の地名と共に、地方の名産物や有名な建物・自然の風景・伝説などが紹介されている。

その一例として、『この指超特急』一番の歌詞を次のとおり引用する。

この指 一番線
鹿児島行きの超特急
ピッポッポッポー 桜島
大きな大根

<引用:阪田 寛夫作詞『この指超特急』一番の歌詞より>

一番の歌詞では、鹿児島の風景・名物として、火山で有名な桜島(さくらじま)と、世界一大きい大根としてギネスブックに認定されている桜島大根が取り上げられている。

二番以降の歌詞で紹介されている地名とその名物や風景について列挙すると次のとおり。十番は月探検のロケット。

二番:高知/黒潮・くじら

三番:松江/因幡の白うさぎ

四番:大阪/通天閣

五番:京都/鴨川

六番:名古屋/金のしゃちほこ(名古屋城)

七番:静岡/みかん・茶畑

八番:青森/りんご

九番:稚内/ニシン

歌詞に関連する民謡・童謡

鹿児島おはら節
花は霧島 煙草は国分 燃えて上がるは 桜島
よさこい節
言うたちいかんちゃ おらんくの池にゃ 潮吹く魚が 泳ぎより
大黒様 だいこくさま
きれいな水に身を洗い うさぎはもとの白うさぎ
大阪うまいもんの歌
大阪には うまいもんが いっぱいあるんやで~♪
ちゃっきり節
唄はちゃっきり節 男は次郎長♪
ソーラン節 ヤーレンソーラン
ニシン来たかと カモメに問えば わたしゃ立つ鳥 波に聞け

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ビュワーン ビュワーン 走る 青いひかりの超特急♪
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