女心の歌 オペラ「リゴレット」より
ヴェルディ(Giuseppe Verdi/1813-1901)
『女心の歌 La donna è mobile』は、ヴェルディ作曲のオペラ・歌劇「リゴレット Rigoletto」第3幕に登場する有名なカンツォーネ。
「リゴレット」は全3幕からなるオペラ。1851年にヴェネツィア・フェニーチェ劇場で初演された。ヴェルディ中期の傑作とされる。
写真は、歌劇「リゴレット」が初演されたヴェネツィア・フェニーチェ劇場の現代の内装。過去に2度の大きな火災で全焼しており、2003年12月14日に再建された。
ちなみに、フェニーチェ劇場では、ヴェルディの歌劇『椿姫(つばきひめ)』も初演されている。
【YouTube】パヴァロッティ 女心の歌
歌詞の意味・日本語訳(意訳)
La donna è mobile
qual piuma al vento,
muta d'accento
e di pensiero.
女は移り気
風に舞う羽のように
言葉や考えを
すぐに変えてしまう
Sempre un amabile
leggiadro viso,
in pianto o in riso,
è mensognero.
いつも可愛らしく
愛らしい表情だが
涙も笑顔も
それは偽り
E'sempre misero
chi a lei s'affida,
chi le confida,
mal cauto il core!
いつもみじめなのは
女に心を許してしまう者
うかつにも女を信じてしまう
何と軽率な心よ!
Pur mai non sentesi
felice appieno
chi su quel seno,
non liba amore!
だが女の胸の中に
幸せを見い出せない者は
この世の愛を味わうことはできないのだ!
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