トランペット吹きの休日
ルロイ・アンダーソン(Leroy Anderson/1908-1975)
『トランペット吹きの休日 Bugler's Holiday』は、アメリカの作曲家ルロイ・アンダーソンによる1954年の作品。アーサー・フィードラーの指揮するボストン・ポップス・オーケストラからの委嘱で作曲された。
原題「ビューグラーズ・ホリデー(Bugler's Holiday)」のビューグル(bugle)とは、小型でバルブを持たないナチュラル・ホルンの一種。いわゆる軍隊ラッパ。
トランペットとは区別されるため、曲の邦題は『ラッパ吹きの休日』とも表記される。ただ実際の演奏ではビューグルではなくトランペットが用いられる。
ちなみに、ルロイ・アンダーソン作曲によるトランペット向けの曲としては、似たタイトルの『A Trumpeter's Lullaby トランペット吹きの子守歌』も広く知られている。
【YouTube】トランペット吹きの休日
クラシック音楽と大衆音楽のクロスオーバー
ルロイ・アンダーソンの作品は、いわゆる「セミ・クラシック音楽」もしくは「ライト・クラシック」に位置付けられ、いくつかの曲目はファミリーコンサート等の目玉として取り上げられることが多い。
しばしば愛好者からは、クラシックでもなくポピュラー音楽でもなく、「ルロイ・アンダーソン・ミュージック」だとの言い方をされることもあった。
彼のようにクラシック音楽と大衆音楽のクロスオーバーで成功を収めた作曲家は、すでにヨハン・シュトラウス2世やオッフェンバック、ガーシュウィンなどの例があるが、ルロイ・アンダーソンの場合にはもっぱら小品で人気を集めている。
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