交響曲第7番

ベートーヴェン/Symphony No. 7 in A major, Op. 92

ベートーヴェン:交響曲第5番&第7番 カラヤン指揮

ベートーヴェン(ベートーベン)作曲の交響曲第7番イ長調作品92は、初演は1813年2月8日のウィーンにて、自身の指揮によって行われた。

ベートーヴェンの交響曲中でも最もリズミカルで明るい曲想を持つ作品であり、9つの交響曲のうちでも演奏される機会は非常に多い。アニメやドラマ、CMなどでも度々使用されている。

【YouTube】交響曲第7番 第1楽章

奇数番号は大曲? 5番、9番と並ぶ大作

第5番や第6番におけるさまざまな新たな試みの後に、再び正統的な手法による交響曲に回帰した作品であり、9つの交響曲中最もバランス感覚に優れた作品といえる。

ちなみに、ベートーヴェンの9つの交響曲は、奇数番号は大曲、偶数番号は小規模と言われ、この作品も3番『英雄(エロイカ)』5番『運命』9番(合唱付)と並ぶ大曲として知られる。

ベートーヴェンの交響曲は、これらの4作品と第6番『田園』を含めた5曲が有名だが、第7番にはこれらの作品中唯一題名が付されていない。

このため、ファン以外には知名度が低くマイナー視されることも少なくないが、多くの音楽家が認める通り、この作品は間違いなくベートーヴェンの代表作としての完成度を誇っているといえる。

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