近藤朔風が訳詞した有名な歌曲

明治時代に訳詞された有名なドイツ歌曲・外国歌曲の歌詞と解説

明治時代に活躍した訳詞家・近藤 朔風(こんどう さくふう/1880-1915)が手がけた有名な日本の歌曲まとめ。シューベルト『野ばら』や『菩提樹』などドイツ歌曲の訳詞が多い。瀧 廉太郎と同世代。

近藤朔風の故郷・兵庫県豊岡市の出石城下町

写真は、近藤朔風の故郷・兵庫県豊岡市出石町(いずしちょう)の出石城下町(出典:Wikipedia)。中央に映っている時計は、日本最古の時計台として知られる辰鼓楼(しんころう)。

ちなみに、近藤 朔風の父・桜井 勉(さくらい つとむ/1843-1931)は明治時代の行政官で、全国の気象測候所の創設に尽力した人物で、日本の天気予報の創始者とされる。

代表曲一覧

ローレライ
ドイツの著名な詩人ハインリッヒ・ハイネの詩が用いられたドイツ歌曲
菩提樹 シューベルト
泉に添いて 茂る菩提樹 したいゆきては うまし夢見つ
野ばら シューベルト
ドイツの詩人ゲーテの詩が用いられたドイツ歌曲
野ばら ヴェルナー
歌詞はシューベルトと同じゲーテの詩
ジョスランの子守歌
フランスの作曲家ゴダールによるオペラのアリア
久しき昔
イギリス歌曲『Long Long Ago(ロング・ロング・アゴー)』

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