アラビアの唄 歌詞と解説

砂漠に日が落ちて 夜となる頃 恋人よ懐かしい 唄をうたおうよ

「砂漠に日が落ちて 夜となる頃」が歌い出しの『アラビアの唄』(アラビヤの唄)は、アメリカ映画「受難者 The Garden of Allah」主題歌を1927年(昭和2年)に日本語カバーしたジャズ風歌謡曲。作詞:堀内敬三、歌:二村定一。

レコード発売された当時のカップリング曲は『私の青空 My Blue Heaven』。

ラクダに乗ってサハラ砂漠ツアー

2017年に放送されたNHK朝の連続ドラマ「わろてんか」では、広瀬アリス演じる芸人リリコが『アラビヤの唄』を歌い注目を集めた。

2004年のNHK教育テレビ「アラビア語会話」のテーマソングとしても使われた。

写真:ラクダに乗ってサハラ砂漠ツアー(出典:tripadvisor)

【YouTube】 アラビヤの唄(二村定一)

【YouTube】アラビアの唄 川畑文子

歌詞

作詞:堀内敬三

砂漠に 日が落ちて
夜となる頃
恋人よ なつかしい
唄をうたおうよ

あの淋しい調べに
今日も涙流そう
恋人よ アラビアの
唄をうたおうよ

砂漠に 日が落ちて
夜となる頃
恋人よ なつかしい
唄をうたおうよ

あの淋しい調べに
今日も涙流そう
恋人よ アラビアの
唄をうたおうよ

映画「受難者」について

『アラビヤの唄』の原曲が主題歌のアメリカ映画「受難者 The Garden of Allah」は、レックス・イングラム監督による1927年公開の白黒サイレント映画。

映画『受難者』The Garden of Allah

写真:映画「The Garden of Allah(1927)」ポスター(出典:Wikipedia)

イギリスの小説家ロバート・ヒッチェンス(Robert Hichens)による同名の小説を原作としており、映画化は1916年に続き二度目。その後も1936年にリメイクされている。

作曲者について

『アラビヤの唄』原曲の作曲者は、アメリカのポピュラー作曲家フレッド・フィッシャー(Fred Fisher/1875-1942)。

代表曲は、1910年にリリースされた『Come Josephine In My Flying Machine』(カム・ジョセフィン・イン・マイ・フライング・マシーン)。

同曲は、1997年のアメリカ映画「タイタニック」において、ケイト・ウィンスレット演じるローズが船首で両手を広げるシーンで、レオナルド・ディカプリオ演じるジャックがこの曲を口ずさむ。

さらに、タイタニック沈没後に海上で救助を待つシーンでは、瀕死のローズが同曲を口ずさむなど、映画の要所で印象的に用いられている。

【YouTube】"Come Josephine, In My Flying Machine"

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