悲しき願い Don't Let Me Be Misunderstood 歌詞の意味・和訳
サンタ・エスメラルダによるフラメンコ風ディスコでリバイバルヒット
『Don't Let Me Be Misunderstood』(ドント・レット・ミー・ビー・ミスアンダストゥッド)は、アメリカの女性ジャズ歌手ニーナ・シモン(Nina Simone)が1964年に発表した楽曲。
1965年にイギリスのロックバンド、アニマルズ(The Animals)によりカバーされ、大ヒットした。
日本では、『悲しき願い』の邦題で尾藤イサオの歌唱により日本語カバーされた。
歌詞の中では、彼女に八つ当たりして怒らせてしまい、「悪気はないんだ、誤解しないでくれ」と弁解する男性が描かれている。
ジャケット写真:アニマルズ ベスト盤
サンタ・エスメラルダのラテンアレンジで再注目
1977年には、サンタ・エスメラルダ(Santa Esmeralda)が『Don't Let Me Be Misunderstood』をラテン・ディスコ風にアレンジしリバイバルヒット。
サンタ・エスメラルダ(Santa Esmeralda)は、フランスで活動していたサックス奏者リロイ・ゴメス(Leroy Gómez)を中心に1970年代に結成されたラテン・ディスコグループ。
このサンタ・エスメラルダ版は、2003年の映画「キル・ビル vol.1」サウンドトラック(サントラ)としても使用された。
【YouTube】Santa Esmeralda - Don't Let Me Be Misunderstood
歌詞の意味・和訳(意訳)
『Don't Let Me Be Misunderstood』
作詞・作曲:Bennie Benjamin, Horace Ott, Sol Marcus
<注:男性の視点から訳出>
Baby, do you understand me now
Sometimes I feel a little mad
ベイビー 今から言うことを
分かってくれるか?
時に俺はちょっとキレそうになる
Well don’t you know
That no-one alive
Can always be an angelWhen things go wrong
I seem to be bad
分からないかな
生きてりゃ誰だって
いつも天使ではいられない
うまくいかなきゃ
俺は悪く見られる
I’m just a soul
Who’s intentions are good
Oh Lord, please
Don’t let me be misunderstood
悪気はないただの男さ
おお主よ どうか
私を誤解しないで
Baby, sometimes I’m so carefree
With a joy that’s hard to hide
ベイビー 時に俺は本当に気楽だ
隠しきれない喜びにあふれてる
And sometimes it seems that
All I have to do is worryAnd then you’re bound
To see my other side
そして時に俺は
心配ばかりしてるように見える
そしてお前は
まったく違う俺を見ることになる
I’m just a soul
Who’s intentions are good
Oh Lord, please
Don’t let me be misunderstood
悪気はないただの男さ
おお主よ どうか
私を誤解しないで
If I seem edgy
I want you to know
That I never mean
To take it out on you
もし俺がイライラしてるようだったら
知っておいてほしい
決して君に八つ当たりする
つもりはないんだ
Life has it’s problems
And I get my share
And that’s one thing
I never mean to do‘cause I love you
人生には問題がつきもの
俺にだってあるけど
それは決して
そんなつもりじゃないんだ
だって俺はお前を愛してるから
Oh, oh, oh, baby,
Don’t you know I’m human
Have thoughts like any other one
ああ ベイビー
分からないか
俺だって人間なんだ
他のみんなと同じように
考えを持ってる
Sometimes I find myself
Alone and regretting
Some foolish thing
Some little simple thing I’ve done
時に俺は一人で後悔してる
いくつかの馬鹿げた事や
これまでやってきた
ちっぽけな事を
I’m just a soul
Who’s intentions are good
Oh Lord, please
Don’t let me be misunderstood
悪気はないただの男さ
おお主よ どうか
私を誤解しないで
<以降、繰り返しのため省略>
尾藤イサオ「みんなオイラが悪いのか!」
1965年の日本では、アニメ『あしたのジョー』の主題歌でおなじみの尾藤イサオにより、『Don't Let Me Be Misunderstood』は『悲しき願い』の邦題で日本語カバーされた。
サビの「誰のせいでもありゃしない、みんなオイラが悪いのさ(悪いのか)」は、当時の流行語にもなった。
【YouTube】尾藤イサオ「悲しき願い」
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