舟歌 ブルグミュラー
水面を漕ぎ行くバルカロールの調べに乗せたピアノ練習曲
ブルグミュラー(ブルクミュラー)『舟歌 Barcarolle』は、ピアノ初学者向けのエチュード『25の練習曲』における第22番目のピアノ練習曲。
「舟歌」のタイトル通り、「Barcarolle バルカロール(バルカローレ)」と呼ばれる形式に則り、この練習曲では8分の6拍子のゆったりとしたリズムに乗せて、小舟に揺られながら水面をゆっくりと漂っていくゴンドラ乗りの優雅な調べが奏でられる。
【YouTube】舟歌,Op.100/演奏:友清祐子
【YouTube】ブルグミュラー25の練習曲 『舟歌』
他の作曲家による「舟歌」
「舟歌」は、ブルグミュラー『25の練習曲』以外にも、クラシック音楽で有名なショパンやフォーレ、チャイコフスキーなどが、ピアノのための性格的小品(キャラクターピース)のひとつとして、それぞれの楽曲の中に取り入れており、ゴンドラ漕ぎをモチーフとした歌曲などもいくつか残されている。
他の作曲歌による「舟歌」については、こちらの特集ページ「舟歌 Barcarolle 有名な曲 解説と視聴」を参照されたい。
また、ブルグミュラー自身も、『25の練習曲』より難易度の高い『18の練習曲』の中で、14番目の曲として、舟歌とも関連の深い『ゴンドラの船頭歌(ゴンドラ漕ぎの歌)』を作曲している。こちらも合わせて試聴されたい。
楽譜
全音楽譜出版社; 菊倍版 |
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