ロマンス 第2番 ベートーヴェン
抒情的で甘美な旋律によるベートーヴェンのロマンス作品
『ロマンス第2番 ヘ長調』作品50は、ベートーヴェンが1798年に作曲したヴァイオリンと管弦楽のための楽曲。
『ロマンス第1番 ト長調』作品40より前に作曲されており、和音進行を基調とした第1番と比べて抒情的で甘美な旋律が際立っている。
ちなみに、ロマンス(ロマンツェ)とは、抒情的・甘美な旋律に表現の主眼が置かれた器楽曲のジャンル名の一つ。形式が自由で様々な規模の作品が存在する。
有名なロマンス作品としては、モーツァルト『アイネ・クライネ・ナハトムジーク』第2楽章、映画「アマデウス」で使われたモーツァルト『ピアノ協奏曲第20番』第2楽章、ドヴォルザーク『ロマンス ヘ短調』などが知られている。
写真:ドイツの世界遺産 ヴュルツブルク司教館(出典:Wikipedia)
【YouTube】演奏:ハイフェッツ Beethoven Romance No. 2
【YouTube】演奏:ルノー・カピュソン Beethoven Romance No. 2
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