星空のピアニスト クレイダーマン
イトーヨーカドーの閉店時間に流れる店内BGM
『星空のピアニスト』は、フランスのピアニスト、リチャード・クレイダーマン(Richard Clayderman/1953-)によるピアノ曲。
日本では、かつて結婚式の入場BGMによく使われていたほか、『渚のアデリーヌ』と同じく小学校の校内放送BGMとしても使用されることがあったようだ。
現在では、イトーヨーカドーの閉店時間に店内で流れる曲として耳にすることがある(店舗による)。『星空のピアニスト』がイトーヨーカドーの店内で流れ出すと、食品売り場では刺身などの生鮮食品に大幅値引きのシールが貼られたという。
【YouTube】 星空のピアニスト
オリジナルは馬の曲?
『星空のピアニスト』の原曲名は『Lyphard Melody』(リファール・メロディ)。この「Lyphard(リファール)」とは一体何を指しているのだろうか?
ネットで調べてみると、当時活躍していたフランスの競走馬・サラブレッドの名前らしいことが判明した。
確かに、『Lyphard Melody』を題材とした海外のYouTube動画を見てみると、女性が乗馬しているシーンがメインに据えられており、この曲が馬に関連付けられた楽曲であることが推察される。
もしかしたら、クレイダーマンのプロデューサー(作曲者)が競馬好きで、引退してしまった競走馬リファールへの称賛の思いを込めて作曲された作品なのかもしれない。
ただ、こういう地域限定の時事ネタは時代の変化で陳腐化しやすい。日本語タイトル『星空のピアニスト』のように、普遍的で万人に受け入れられやすい曲名の方が、商業的には正解のように思われる。
楽譜・スコア
楽譜:ピアノソロ 連弾 ベスト・オブ・リチャード・クレイダーマン
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