大きな古時計 歌詞の意味・和訳

おおきなノッポの古時計 おじいさんの時計♪

『大きな古時計』(Grandfather's Clock/グランドファーザーズ・クロック)は、アメリカの作曲家ヘンリー・クレイ・ワークが1876年に発表した楽曲。

歌詞は、ワークがイギリスの「ジョージ・ホテル(George Hotel)」に泊った際、ホテル内にあった動かない古時計について、ホテルの主人から聴いたエピソードが元になっているという。

ジョージ・ホテルの大きな古時計 文字盤

写真は、『大きな古時計』モデルとなったジョージ・ホテルのグランドファーザー・クロック文字盤(撮影:Katsuyuki Ishii様)。時計の針は「その時」から止まったまま。

日本語の訳詞について

日本では、作詞家の保富康午(ほとみ こうご)氏が原曲に近い訳詞をつけ、『大きな古時計』としてNHK「みんなのうた」で1962年に初回放送された。歌い出しの歌詞は「おおきなノッポの古時計 おじいさんの時計」。

訳詞はある程度原曲の歌詞に忠実だが、日本語の歌詞でいう「100年休まずに♪」の部分は、英語の歌詞では「90年休まずに」になっているなど、若干の違いが見られて興味深い。

続編もあった!?

ちなみに、『大きな古時計』がアメリカで出版された2年後の1878年には、同じくヘンリー・クレイ・ワークにより『大きな古時計 続編(Sequel to 'Grandfather's Clock』が発表されている。

続編の歌詞は、おじいさんの死後に時計がどうなったかの後日談となっているが、こちらはあまりヒットしなかったようだ。

【試聴】原曲 Grandfather's Clock - Performed by Tom Roush

歌詞の意味・和訳(意訳)

1.
My grandfather's clock
was too large for the shelf
So it stood ninety years
on the floor

おじいさんの時計は
棚に置くには大きすぎて
90年もの間
床に置かれていたんだ

It was taller by half
than the old man himself
Though it weighed
not a pennyweight more

おじいさんの背丈より
半分以上も大きかったけど
重さは1グラム程も違わなかった

It was bought on the morn
of the day that he was born
And was always his treasure and pride

おじいさんが生まれた日の
朝に買ってきた時計なんだ
いつもおじいさんの宝物で
誇りだったんだ

But it stopp'd short
never to go again
When the old man died

でも急に止まって
もう動かなくなってしまった
おじいさんが亡くなったその時に

CHORUS
Ninety years without slumbering
tick, tick, tick, tick,
His life seconds numbering
tick, tick, tick, tick,

<コーラス>
90年間も休まずに
チク、タク、チク、タク
おじいさんの人生を刻むように
チク、タク、チク、タク

But it stopp'd short
Never to go again
When the old man died

でも急に止まって
もう動かなくなってしまった
おじいさんが亡くなったその時に

2.
In watching its pendulum
swing to and fro
Many hours had
he spent as a boy

時計の振り子が
前後へ揺れるのを見ながら
おじいさんは少年時代
多くの時間を過ごしてきた

And in childhood and manhood
the clock seemed to know
And to share both
his grief and his joy

少年時代も 青年の頃も
その時計は知っていたんだ
そして分かち合っていた
悲しみや喜びさえも

For it struck twenty-four
when he entered at the door
With a blooming
and beautiful bride

おじいさんが美しい花嫁と一緒に
部屋に入ってきたとき
時計は鐘を24回鳴らして祝福したのさ

But it stopp'd short
Never to go again
When the old man died

でも急に止まって
もう動かなくなってしまった
おじいさんが亡くなったその時に

3.
My grandfather said
that of those he could hire
Not a servant
so faithful he found

おじいさんが言ってた
彼が雇った者の中で
時計ほど忠実な召使いはいないと

For it wasted no time
and had but one desire
At the close of each week
to be wound

時間を無駄にせず
望みといえばただひとつ
週に一回ネジを巻くことだけ

And it kept in its place
not a frown upon its face
And its hands never
hung by its side

自分の居場所にとどまって
いやな顔一つしないんだ
両手をだらしなく
ぶらさげることもない

But it stopp'd short
Never to go again
When the old man died

でも急に止まって
もう動かなくなってしまった
おじいさんが亡くなったその時に

4.
It rang an alarm
in the dead of the night
An alarm that for years
had been dumb

時計が突然真夜中に
チャイムを鳴らした
何年もの間
鳴っていなかったのに

And we knew that his spirit
was pluming for flight
That his hour of
departure has come

僕たちは分かっていたよ
おじいさんの魂が
天へ昇っていった事を
旅立ちの時が来た事を

Still the clock kept the time
with a soft and muffled chime
As we silently stood by his side

時計は時を刻み続けた
柔らかくやさしいチャイムで
僕たちがおじいさんの
そばに立っている間ずっと

But it stopp'd short
Never to go again
When the old man died

でも急に止まって
もう動かなくなってしまった
おじいさんが亡くなったその時に

平井堅のカバーが2002年に大ヒット

2002年には、男性シンガーソングライターの平井堅によるカバー盤がリリースされ、同年の「NHK紅白歌合戦」でも歌われた。平井堅にとって、同曲はシングル初となるオリコンチャート1位を獲得した楽曲となった。

同年のNHK「みんなのうた」では、平井堅が歌う『大きな古時計』が初回放送された。

NHK「みんなのうた」 平井堅『大きな古時計』収録

ジャケット写真:NHK「みんなのうた」 平井堅『大きな古時計』収録

【試聴】平井 堅 『大きな古時計』

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