御者よ、馬を急かすな

ザ・スプートニクス『霧のカレリア』でエレキカバーされたロシア歌曲

『御者よ、馬を急かすな』(ぎょしゃよ、うまをせかすな)は、作詞:ニコライ・リッテル、作曲:ヤコフ・フェリドマンによる1905年発表のロシア歌曲

世界三大エレキバンドの一つ、ザ・スプートニクスが1965年にリリースした『霧のカレリア』でインストゥルメンタル(歌の無い楽曲)としてカバーされた。

雪道を行く馬車

「御者(ぎょしゃ)」とは、馬車の前部に乗って馬を操り、馬車を走らせる人のこと。

歌詞では、愛する女性に裏切られ、一人になった男性の哀しい心情が吐露されている。

日本語歌詞(訳詞)としては、「あたりは何と寂しげで、陰鬱なことか」が歌い出しの中島章利版や、「はるか道遠く 夜霧につつまれ わびしい鈴の音 胸せまる夜よ」で始まる木内宏治版が知られている。

【試聴】 男声合唱団による『御者よ、馬を急かすな』

【試聴】 Олег Погудин - Ямщик,не гони лошадей

ザ・スプートニクス『霧のカレリア』アルバム

霧のカレリア ザ・スプートニクス

霧のカレリア オリジナルレコーディング・リマスター盤

『霧のカレリア』ではトロイカも

ロシア歌曲『御者よ、馬を急かすな』をカバーした『霧のカレリア』では、その中間部で同じくロシア歌曲『トロイカ』が演奏される。

この2曲はいずれも失恋した男性の深い悲しみが描かれており、どちらも馬車が登場するという共通点がある。ロシア歌曲にとって、「馬車」と「男の悲哀」は歌のモチーフとして重要な役割を担っているようだ。

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