イエローサブマリン音頭 金沢明子

ポール・マッカートニーから許可をもらった公認カバー曲

『イエローサブマリン音頭』は、ビートルズ『Yellow Submarine』を日本の音頭アレンジでカバーした1982年リリースの歌謡曲。全国各地の夏祭りなどで盆踊りの曲としても親しまれた。

大瀧詠一によるプロデュースで女性民謡歌手の金沢明子が歌い手を務めた。歌詞の日本語訳(訳詞)は『さらばシベリア鉄道』、『君は天然色』など大瀧詠一の数多くの楽曲を作詞した松本隆。

当時ビートルズ関連楽曲のカバーが認められる条件は厳しく、歌詞の変更を伴う替え歌や訳詞は世界的に禁止されていたのだが、全員ビートルズファンだったという製作スタッフの情熱が伝わったのか、はたまたビートルズ結成20年記念という名目が功を奏したのか、『イエローサブマリン音頭』は見事ポール・マッカートニーからカバーの許可を得ることができたという。

アニメ音頭も全盛期

ちなみに、『イエローサブマリン音頭』がリリースされた1982年前後は、テレビアニメでも「○○音頭」が黄金期を迎えようとしていた時期。1978年『ルパン音頭』、1979年『ドラえもん音頭』、1981年『アラレちゃん音頭』、1983年『パーマン音頭』など、世の中は歌謡曲もアニメソングも音頭音頭であふれ返っていた。

民謡や音頭系のカバーやアレンジが人気を博していた当時、ビートルズの楽曲が音頭になってもおかしくはなかったと言えるが、数あるバンドの中で別格の存在であったビートルズの楽曲を『イエローサブマリン音頭』と銘打ってコテコテの音頭アレンジでカバーしてしまうことには賛否両論があったようだ。大瀧詠一の遊び心と実行力にはただただ脱帽するばかりだ。

【試聴】イエローサブマリン音頭

【試聴】Yellow Submarine Songtrack [1999 FULL ALBUM]

夏祭りの歌・盆踊りの曲