七草の歌(七草なずな/七草ばやし)
春の七草を料理する際に歌われる古い民謡・わらべうた
『七草の歌(七草なずな/七草ばやし)』は、春の七草を料理する際に歌われる古い民謡・わらべうた。
春の七草とは、セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ。これら七草を、新年1月6日の夜にまな板の上で包丁の背などでトントンたたいて細かく柔らかくしておき、翌日の朝におかゆに入れて七草粥(ななくさがゆ)としていただく。
七草をトントンを叩く際に、この『七草の歌(七草なずな/七草ばやし)』が歌われる。
七草なずな 唐土の鳥が 日本の国に 渡らぬ先に ストトントン
邪気や厄病を追い払う七草の歌
唐土の鳥(とうどのとり)とは、唐土、つまり中国から飛来する渡り鳥を意味すると思われるが、詳細は不明だ。
この歌には、農作物に害虫・疫病が流行しないよう害鳥を追い払う儀式「鳥追い」の名残が見られる。
新年の一年間が無病息災でいられるよう、音を立てて害鳥を追い払うように、邪気や厄病を追い払う意味合いが込められているのではないだろうか。
【YouTube】七草の歌(七草なずな/七草ばやし)
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