上を向いて歩こう 坂本九

涙がこぼれないように 泣きながら歩く 一人ぼっちの夜

『上を向いて歩こう』は、1961年にリリースされた坂本九(さかもと・きゅう)の代表曲。作詞:永六輔、作曲:中村八大。英語圏では『Sukiyaki(スキヤキ)』の曲名で知られる。

リリース当時はまだオリコンランキングはなかったが、シンコー・ミュージック発行の音楽雑誌「ミュージック・ライフ(MUSIC LIFE)」では、3か月にわたり第1位を独占する大ヒット曲となった。

上を向いて歩こう シングル, マキシ

坂本九は、『上を向いて歩こう』で1961年「第12回NHK紅白歌合戦」初出場を果たしている。歌中の口笛は、口笛が得意だった坂本九本人によるものだという。

2006年(平成18年)に文化庁が発表した「日本の歌百選」にも選ばれた。

常磐線友部駅で発車メロディとして使用されているほか、坂本九が川崎市出身であることから、京浜急行電鉄本線の京急川崎駅や東海道本線川崎駅でもメロディが用いられている。

【試聴】上を向いて歩こう Sukiyaki

【試聴】 歌:坂本九 ピアノ:中村八大

なぜスキヤキ? SUKIYAKI

『上を向いて歩こう』は、アメリカでは全米ビルボードチャート週間1位、1963年度の年間チャートでは4位、イギリスでは全英チャート10位にランクインするなど、世界的なヒット曲となった

同曲は、特に英語圏で『SUKIYAKI スキヤキ』という曲名で知られるが、一体なぜこんな名前がつけられてしまったのだろうか?

命名したのは、イギリスのジャズ・トランペット奏者ケニー・ボール(Kenneth Daniel Ball/1930–2013)。彼は『上を向いて歩こう』を歌詞のないインストで1962年にカバーした。

ケニーボール ベスト盤 Sukiyaki スキヤキ

ジャケット写真:ケニーボール ベスト盤 『Sukiyaki スキヤキ』収録

ケニー・ボールは、カバーの曲名として日本語的な単語を使おうとしたが、当時彼が知っていた日本語は「SAYONARA サヨナラ」と「SUKIYAKI スキヤキ」のみ。

「サヨナラ」では悲しいイメージになってしまうので、残りの「SUKIYAKI」が消去法で選ばれたという。

【試聴】SUKIYAKI by Kenny Ball and his Jazzmen

一説には、レコード契約の際にケニー・ボールが日本で食べた「スキヤキ」が美味しかったので、なんて理由もまことしやかに囁かれているようだが、いずれにしても、『上を向いて歩こう』英語版の内容は日本料理のすき焼きとはまったく関係がない。

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