千鳥の曲 筝曲

作曲:吉沢検校(二世)

『千鳥の曲(ちどりのきょく)』は、吉沢検校(よしざわ けんぎょう/二世)が幕末に作曲した筝曲(そうきょく)。本来は胡弓と箏の合奏曲だが、箏の独奏で行なわれる機会が多い。

歌詞は、『古今和歌集』と『金葉集』から千鳥にちなんだ二つの和歌を、前歌と後歌にそれぞれ用いている。

塩の山 差出の磯(さしでのいそ)に 住む千鳥 
君が御代(みよ)をば 八千代とぞ鳴く

『古今和歌集』より 詠み人知らず

淡路島 通う千鳥の 鳴く声に 
幾夜寝ざめぬ 須磨の関守(すまのせきもり)

『金葉集』より源兼昌(みなもと の かねまさ)作

差出の磯(さしでのいそ)とは?

『千鳥の曲』の歌詞として『古今和歌集』より採られた和歌で読まれている「差出の磯(さしでのいそ)」とは、山梨県山梨市の中心部、笛吹川(ふえふきがわ)沿い位置する景勝地のこと。

笛吹川側から見ると突き出て(差し出て)おり、内陸部にありながら海辺の磯のように見えるところから「差出の磯(さしでのいそ)」と名付けられた。

【試聴】箏演奏 「千鳥の曲」伝統音楽デジタルライブラリー

【試聴】演奏:宮城道雄 歌あり 「千鳥の曲」

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