ぶんぶんぶん
Summ, Summ, Summ
ドイツ民謡(ボヘミア民謡)/お池のまわりに野ばらがさいたよ
『ぶんぶんぶん Summ, summ, summ, bienchen summ herum』は、日本でも童謡として親しまれているドイツ民謡。チェコのボヘミア地方の民謡としても紹介されることがある。
作詞は、ドイツ国歌の作詞で知られるホフマン・フォン・ファラースレーベン(1798-1874)。メロディーは、ドイツに伝わる古い民謡が用いられたようだ。
ホフマンは500曲以上の童謡の歌詞を作詞しており、『ぶんぶんぶん』以外に有名な曲としては、渡り鳥カッコウの鳴き声をモチーフとした『かっこう』や、ヤマハ音楽教室テレビCMに使われた『池の雨』、日本の幼稚園で帰宅時間にお別れの歌として歌う『さよなら(冬よ、さらば)』などが比較的知名度が高い。
お隣り同士のドイツとボヘミア地方
チェコ共和国はドイツの東側に隣接しており、ドイツとは国境を隔てて陸続きとなっている。特にボヘミア地方はドイツ側、つまりチェコ共和国の西部の地方であり、ボヘミア地方はドイツ民謡と多くの共通点を持っている。
ちなみに、ボヘミア地方には、長い歴史と文化を感じさせる中世の町並みが数多く残されており、国内の10箇所以上が世界遺産に指定されている。
【YouTube】ぶんぶんぶん原曲 Summ, Summ, Summ
歌詞の意味・日本語訳(意訳)
1.
Summ, summ, summ!
Bienchen summ herum!
Ei, wir tun dir nichts zu leide,
Flieg nur aus in Wald und Heide!
Summ, summ, summ!
Bienchen summ herum!
ぶんぶんぶん
ハチよこっちに飛んでこい
困らせたりしないから
森や野原で飛ぶがいい
ぶんぶんぶん
ハチよこっちに飛んでこい
2.
Summ, summ, summ!
Bienchen summ herum!
Such in Blüten, such in Blümchen
Dir ein Tröpfchen, dir ein Krümchen
Summ, summ, summ!
Bienchen summ herum!
ぶんぶんぶん
ハチよこっちに飛んでこい
お花畑でミツや花粉を探しなよ
ぶんぶんぶん
ハチよこっちに飛んでこい
3.
Summ, summ, summ!
Bienchen summ herum!
Kehre heim mit reicher Habe,
Bau uns manche volle Wabe,
Summ, summ, summ!s
Bienchen summ herum!
ぶんぶんぶん
ハチよこっちに飛んでこい
宝物を持ちかえって
たくさん巣作りはげむんだ
ぶんぶんぶん
ハチよこっちに飛んでこい
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